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音の値段、音楽の値段。 [聴く・クラシック音楽]

 オーディオでは不用な共振は音を汚す、だから共振を抑えれば音は良くなる。ずっとそう言われてきたし、それは確かなことでもある。ただ、ワタシのような徹底度に欠ける音楽好きは“たぶん、そうなのだろう”と思いながら、ま、常識の範囲で済ませている。が、常識をちょっと超えるのが趣味の世界というかマニアの常でもある。はたから見れば“ここまでは、ちょっとね〜”といったことがごくフツーにもなるオソロシイ世界でもある。

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3月20日はベルリン・フィル [聴く・クラシック音楽]

 「夢の音楽堂〜ベルリン・フィルのすべて〜」が3月20日に NHK BS-hivisionでオンエアされる。昼の1時から夜8時までの7時間。ベルリン・フィルにまつわる様々な話が出てくるのだろう。ベルリン・フィルの歴史をひもとくドキュメンタリーもあるらしい。それはそれで興味深いが、やはり関心事は演奏だ。フルトヴェングラーの指揮ぶりなど、やはりこれは見なければ。

放送の予定は:
・ムソルグスキー・ラヴェル/展覧会の絵
 ラトル指揮(2007年)
・R・シュトラウス/
 ティルオイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
 フルトヴェングラー指揮(1950年)
・ブラームス/交響曲第4番/第4楽章
 カラヤン指揮 (1973年)
・ショスタコーヴィチ:交響曲第8番
 ザンデルリンク指揮 (1997年)
・ヴェルディ/レクイエム/リベラ・メ
 アバド指揮 (2001年)
・ブルックナー/交響曲第9番
 ヴァント指揮 (1998年)
・チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」
 小沢征爾指揮 (2008年)

NHK BS-hiでは、つい先日(9日)に『立川談志 きょうはまるごと10時間』があったばかり、あぁ、イソガシ
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ベーレンライター版の"ザ・グレート" [聴く・クラシック音楽]

20080304_mekirizaka.jpg 

 シューベルトの「ザ・グレート」( D.944)は交響曲第9番と親しんできたが、最近は8番に変わっている。そもそもは第7番と呼ばれていたこともあったので、ちょっとややこしい。
 2日の日曜日、NHKのN響アワーはブロムシュテットが振るこの「ザ・グレート」。曲名を聴いただけで、第一楽章の主題が響いてくる「あの曲」だ。これからの桜の季節にも似合う(ちょっと強引・・・)

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ココロニ ヒビク ハルノサイテン ハ? [聴く・クラシック音楽]

 季節の移ろいには、いたって敏感である。春の兆しを察知
すればいち早く反応する。だから杉の花粉とも仲が良い(た
んに単純な体質なだけ、ともいえる)。
 もうすぐ春、そうだストラヴィンスキーの『春の祭典』だ
ということでゴソゴソと探したらCDとLPを合わせて五種
類が出てきた。そのなかで、いちばん最近に買ったハイティ
ンク/ベルリンフィルの盤を聴いてみる。

 良質な録音、ずしっと響く重低音は迫力充分。管楽器も歯
切れ良くリズムを刻んでしかも音色が美しい、これも良い。
第一部最後の「大地の踊り」などV12エンジンのメルセデス
が突進してくるような感じ。(なんだか意味不明の喩えでは
あるけれど、いちおうドイツ製ということで)いつもはテレ
ビの音声ばかり鳴らされているタンノイも、久しぶりに喜ぶ
(と、思いこむ)。
 これで、もう少し胸を躍らせる“何か“があれば申し分な
いのだけれど。

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(たぶん)10年目の、タンノイ。 [聴く・クラシック音楽]

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 ボイスコイルに電流を流す。内側にある磁石と反応したボ
スコイルの動きが振動板に伝わる。そして空気が振動して音
となる。
 と、理屈では分かっていても、なぜあんなコーン紙から妙
なる楽の音が飛び出すのか、、、

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異形のアルビノーニ。 [聴く・クラシック音楽]

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 立派とか、剛毅とか、清潔とか、流麗とか、ともかくクラ
シック音楽の演奏にはさまざまな形容が付く。事実、堂々と
立派な演奏や、川面を水が流れるように流麗な演奏はあるわ
けで、そういった形容自体が悪いわけではない。もちろん、
聴く前から「これは立派な演奏なのだ!」と構えてしまうの
も考えものだけど。

 つい最近、かなり迷って買ったこのヘルベルト・ケーゲル
のボックスセット、そのなかの8枚目に入っている「アルビ
ノーニのアダージョ」について話そう。

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ぞうのババールを聴く [聴く・クラシック音楽]

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 絵本の『ぞうのババール』はご存知の方も多いと思う。あ
のほんわかとした絵は気持ちを和ませてくれます。ワタシ自
身はというと、なにかしらヨーロッパ的なるモノの拡張とい
った気配を感じてしまい、100パーセント素直に受け入れら
れないところもありまして、ま、これはワタシが天の邪鬼と
いうことですね。
 それはさておき、そのお話をピアノと語りで綴るプーラン
クの“ぞうのババール”を聴きました。

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仲道郁代のショパン [聴く・クラシック音楽]

 ブログの文章も、ある程度の構成や推敲が必要なのは言う
までもないことでしょう。が、感じたままをスッと書くのも
たまには許されるかもしれません。この記事はそんな典型で
す。

 今日のテーマは、NHK BS Hi-Visionの番組「ピアノの詩人
ショパンのミステリー」。いましがた録画を見終えたばかり
です。

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ウラッハのブラームス/クラリネット五重奏曲-1 [聴く・クラシック音楽]

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悩んだ末にこのCDを買った。
モーツァルトとブラームスのクラリネット五重奏曲。
演奏はレオポルト・ウラッハと
ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団。

すでにLPを持っていること、
それと、買ってから27年も経つというのに、
とくにブラームスの方はその印象の深さから、
この間ほとんど聴かず記憶の中で鳴り続けていたこと。
その記憶とCDとのギャップを危惧したから。

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秋に聴く、英国紳士のブラームス。 [聴く・クラシック音楽]

毎年、春を迎えるとブラームスの交響曲第2番を聴きたくなる。
ゆったりと波打つ旋律が、春のうららかな陽差しに良く似合う。
私にとってはヴィヴァルディの「春」よりも、季節を知らせてくれる曲。
その第二番、秋にも ふと聴きたくなる。


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