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逗子海岸花火大会 [逗子とその周辺]

6月1日、逗子海岸の花火大会。
おおぜいの人出の安全確保のため、二年前から6月の開催になったとのこと。
逗子市の人口が約5万8千人、そこに去年は12万の見物客が訪れたという。
加えて観客席の砂浜が、海の家が建つとさらに狭まり、見物客があふれてしまう。
そんなことを考慮しての、これは賢明な対応だろう。
夏にはまだちょっと間があるけれど、事故が起きてからでは遅いし。

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さて、花火。
見せ場は最後の15分のフィナーレ。
総数7000発のうち、6000を超える花火が、この15分に打ち上げられる。
フィナーレにいたる前半の、少しのんびりしたテンポが、
この6000発を引き立てるために用意された演出に思えるほどだ。

障害物のない海上で打ち上げる花火は、
せせこましさのない豪快さを見せてくれる。
そして、花火の数・大きさもさることながら、
間近での打ち上げならではの空気の振動、これも魅力的だ。

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総じて、煌めき、華やかさ、そしてあっけなさと余韻、
それらを五感で感じられる花火だった。
残念だったのは、季節はずれの肌寒さ。
せめてTシャツ一枚で気持ち良く見られる、
そんな陽気だったら、なお良かった。

花の微妙な色合いや、工夫を凝らしたカタチの妙味といった、
花火ならではの伝統的(といって良いかどうか分からないけれど)な
技を愛でるのも花火の見方のひとつだろう。
一方で、大きく派手なものに惹かれるのも人の心ではある。
だからというわけでもないが、花火師もたいへんだ、と、ふと思う。
なにしろ人の欲求は尽きない、
“今年は凄かった、でも来年はもっと凄いぞ”などと、
見る方はいたって呑気に考えてしまうのだから。

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