ティファニーで 昼食 を [見る・観る]
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展示室に入るとすぐに作品番号1番、128.54 カラットの
イエローダイヤモンドが輝くバード・オン・ア・ロックが目
に飛び込んでくる。本物のはずなのに、本物を観ている実感
が湧かない、不思議な感覚。
この最初の一撃から始まって、1830 年代から今日までの
ティファニーの代表的なジュエリーが約200点展示されてい
る。日曜日、『世界を魅了したティファニー 1837-2007』
の最終日、場所は東京都庭園美術館。
こんな家に住みたい [見る・観る]
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いまのエアコンでコントロールされた住まいと比べたら、
冬はその寒さにきっと耐えられないだろう。夏になれば蚊も
出る、ちょっと気持ち悪い虫もたくさんいる。土間には長く
てニュルッとしたヤツが来たりするだろう。でも、縁側とい
う心地よい緩衝空間、それに障子越しの光り。
進む、進む、勘三郎。 [見る・観る]
平成中村座のニューヨーク公演をテレビで観る。
出し物は「隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)〜法界坊〜」。
実に面白かった。たぶん今年最高に近い番組だった(まだ四カ月もあるというのに)。
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NHK BS-hi ハイビジョン・ウィークエンドシアター
平成中村座NY公演「隅田川続俤 〜法界坊〜」串田和美演出
(2007年7月21日、ニューヨーク リンカーンセンターでの収録)
『殯(もがり)の森』再々 [見る・観る]
『殯の森』を見ながら、ヴィクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』と『エル・スール』を思い出していた。テーマ、テンポ、それと映像の質などにどこかしら似通った空気を感じたからだ。ただ、ちょっと短絡的な連想と思い、このことは記事に書かなかった。
『殯(もがり)の森』再 [見る・観る]
感動した!だけでは、何も語ったことにならない。
で、昨夜に見た『殯の森』の感想を少し。
しげき は33年前に妻を亡くした認知症の男。その しげき の暮らすグループホームに我が子を亡くした介護福祉士の真千子がやってくる。この二人が、ある日、妻の墓を訪ねて森の中をさまよう。その過程で、徐々に通い合う二人の心と、おたがいの肉親の死に向き合いそれを乗りこえようとする心の動きをとらえた作品。
『殯の森』 [見る・観る]
『殯の森』を見た。(NHK BS hi-vison)
もちろんカンヌ映画祭での審査員特別賞受賞があったからのこと、
まったくミーハー。
感動した。
感動したが、見終わって一時間、
いまは、まだ冷静にその良さをまとめられない。
映画の可能性はまだまだあるのだ。
ともかく、劇場版を見なければ。
『殯の森』は心の真実の映画である。
オペラ座の歌舞伎、そして亀治郎 [見る・観る]
3月23日、パリ、オペラ座での團十郎・海老蔵による勧進帳。さっそくにハイビジョン特集で放映された。(25日19時〜、NHK BS-HiVision)その画面を見ていて、舞台の「暗さ」が気になった。オペラ座の照明の質なのか、中継時のカメラの問題なのかは不明。もっとも暗すぎるほどではなく、いつものたとえば歌舞伎座などの明るさに比べての話。