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三日遅れのスーパームーン [水彩画とスケッチ]

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スーパームーンという言葉が使われ出したのはいつ頃だったろう?
子どもの頃はたんに満月だった(はずだ)。
まん丸の月は「満月」、どこからどう見ても「満月」だった。

もちろん普段よりも明るく大きく見える月もあった。
でも、それはたまたま何かの加減でそう見えるだけなのだ、そう思っていた。

理屈が分かれば、あぁそうなのだ、と納得もするけれど、
ときに大きく、ときに青く赤く、ときにおぼろげに、
人の気持ちに添って輝く月もまた良し。

『スーパームーン』
F4(24*34cm) 水彩・パステル

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秋の朝。Rugby World Cup 2015 [日々の記録]

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ラグビーワールドカップ2015、日本の3勝目を見届ける。
ブラインドを上げて見上げる明けたばかりの空が眩しい。

さぁ、4年後だ。

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逗子海岸、10月。 [水彩画とスケッチ]

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10月はじめの土曜日の逗子海岸。
真上から照りつける八月の陽差しが妙に懐かしい。
もちろん、この日の光は柔らかく、ヨットの帆は穏やかな風に揺れる。
これから沖へ出るのかな、気持ち良いだろうな。

海よりも山への志向が強かったせいもあって、海の遊び方を知らない。
そんな私でも、この海辺の開放感は充分に感じられる。
ヨットでもウィンドサーフィンでも最近はやりのSUPでも、
とにかく海と繋がる手だてをひとつでも持っていれば、さぞかし楽しいはず、とは思う。

それでも、海にせよ山にせよ、暮らしの近くにその環境があること、
やはりこれは素直に嬉しい。
逗子市の「まりづくり条例」には、
“遠方に出かけて仰ぎ見、感嘆する自然ではなく・・・”という一節もあるし。

『逗子海岸、10月』
F6(31*40cm)水彩

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スケッチ、小坪港にて。 [水彩画とスケッチ]

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10月24日、お昼近くの逗子、小坪港。
イーゼルを立て筆を走らせる水彩画グループ?の人々があちこちに。

紙と鉛筆しか持っていないワタシは軽くスケッチ。
思ったよりも強い陽差しを映して海面が眩しい。
紙の白さも目に刺さる、なんとか20分ほど粘って描く。

『スケッチ、小坪港にて』 MUSE DRAWING PAPER A4・鉛筆

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五姓田義松展 [絵の周辺と展覧会]

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『没後100年~ 五姓田(ごせだ)義松 ー最後の天才ー』、
先週末、葉山に住む友人の木版画家から“これは凄いぞ!”と知らせがあった展覧会。
NHKの日曜美術館で取り上げていたらしいが、
うっかり見損なってしまったので、正真正銘の初見である。

“ 1855年(安政2年)、江戸に生まれる。英国人報道画家
 チャールズ・ワーグマンに10歳の頃より師事、10代後半
 には本格的な西洋絵画技術を身につけ販売を開始。明治
 政府、皇室の仕事をつとめ、パリでは日本人初のサロン
 入選。明治期最高の洋画家である。”(「鑑賞の手引き」より)

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タイトルの“最後の天才”という言葉の意味はさておいて、
あるはあるは、展示点数636点!!!
マッチ箱ほどの小さなスケッチから、ほぼ等身大の肖像画まで、
画材も、鉛筆、水彩、油彩、と多様。

とくに目を引かれたのが、
十代後半から二十代にかけての鉛筆画と水彩画。
手当たり次第というと言葉が悪いが、
身の回りのモノや風景、それと人物、さらには動物も、とにかく良く描いている。
そして、そのどれもがスタイルなど気にせずに、
見て感じたことを素直に描き、そして上手い。
もちろん技があるから出来ることではあるけれど、
いったいどんな子ども時代を過ごしたんだろう?と思ったりもする。

思いのほか鮮やかな水彩画の発色にも驚く。
水彩絵の具の色は100年以上経っても褪せないのだろうか???
ただ、重い重い図録の色が悪い!
いま描いたような水彩画の鮮やかさが印刷ではぼけてしまって、、、
まぁ、1800円でこれだけの図版の数だから贅沢は言えないかもしれないけれど。

展示点数が多く、作品保護のため暗めの照明、それとそれなりの混雑、、、
ではあるけれど、久しぶりに収穫の多い展覧会でした。

さぁ、義松の絵にこれだけ刺激されてはたまらない、
もっと描くのだ!と、単純なワタシでした。

『没後100年~ 五姓田義松 ー最後の天才ー』
11月8日まで・神奈川県立歴史博物館 入館料900円、ただし65歳以上は100円!

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