緑陰 [水彩画とスケッチ]
日陰を選んで歩くようになるのはいつ頃だろう。
ゴールデンウィークの頃はまだ、日向を歩いていた。
乾いた陽差しがTシャツから出た腕に落ちる。
梅雨入りが気になる頃、そろそろ陽の強さが気になりはじめる。
そして気がつけば日陰を選んで歩く。
7月に入ってから典型的な梅雨空が続いている。
近所では枯れ始めた紫陽花に弱い光がまとわりつく。
キッチンの窓からわずかに見える(はずの)海も
グレーの絵の具に塗り込められている。
火野正平の『にっぽん縦断こころ旅』も雨の岩手を走っていた。
ついでに、ツール・ド・フランスの第2ステージも雨、
ま、これは梅雨とは関係ないけれど。
そろそろ明るい陽差しが恋しくなる。
もちろん、こんど太陽が顔を出すときは夏の暑さも一緒なわけで、
その時になれば、今日のような梅雨寒を遠い過去のことのように思い出すのだ。
七夕も過ぎて初夏の緑陰を描く。
場所は前回の「桜」の公園の駐車場。(逗子・披露山公園)
『緑陰』
F6(40×31cm)水彩
まだ暑さに慣れない。 [日々の記録]
群馬や埼玉ほどではないけれど、逗子もそれなりに暑い。
といっても、お昼過ぎに28.2度だからなんということもないけれど。
それにしても雲が見えない。
強い西風のおかげで、雲もゆっくりと浮かんでいられないのだ。
そして、その風のおかげで、
この季節にしては珍しく富士山がよく見える。
あきらかに旧式になってしまった一眼レフのレンズは、
海と山と空のシンプルな色合いを、より単調に写し取ってしまう。
人の目はもっとたくさんの色を感じているのに。
カメラもちょっと古くなってきた、、、
朝のコーヒーの後、いつもの披露山公園、
海風を受けながら眺める風景は、
描くには、ちょっとニュアンスに乏しいけれど、まぁ、気持ちはよい。
さて、安保法案。
15日に採決、16日に衆院通過の手はずらしいが、
いまのところNHKの国会中継は無し。
仕方ないから「衆議院インターネット審議中継」で見たいが、
こちらも15日の中継予定は「厚生労働委員会」のみ、
さてさて