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久しぶりの夕陽、逗子。 [日々の記録]

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日中の陽差しはまだ熱を帯び、
くわえて夏の名残のような湿気も漂っている。
それでも久しぶりの夕焼けだ。
こんな光景を見るとやはり描きたくなる。
といっても、海に反射するオレンジの波動をどう描いたものだろう。

逗子・飯島公園より相模湾の眺め。
水平線の中央よりわずか右に江ノ島。

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SUN & MOON [日々の記録]

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イラストレーターの大石香織さんの個展「SUN & MOON」、
場所は稲村ヶ崎のgiogio factory、会期は10日まで。
混んだ江ノ電はたまらん!と、昨日(金曜日)そそくさと出かける。

“描かない絵”もあるけれど、おおよそ絵は描くことが多い。
見たとおりであろうが、想像の世界であろうがまずは描く。

紙の上に思い通りに線が引けたときの快感、
ふわっと広がる絵の具の滲み、
そんな楽しさが無かったら絵なんて描けない、と思う。

締め切りやら何やら、いろんなことがあるだろう、
でも、きっと楽しく描いているんだろうな、
肝心の絵の本質からは離れてしまうけれど、
そんなことを想像をしながら優しく丁寧な仕事を拝見した。


会場のgiogio factory はイラストレーターの伊藤正道さんのアトリエ兼ギャラリー。
伊藤さんの絵や仕事は、きっと見た人も多いと思う。
じつは伊藤さんとはもう20年近くも前、
仕事場のあったマンションで、ときおり顔を合わせていた。
富ヶ谷(渋谷区)の住宅街のちょっと洒落たマンション、
その中庭を挟んで伊藤さんの事務所とは反対側に私の事務所があった。

そして伊藤さんが2012年に亡くなられたことを、一昨日まで知らなかった。
たまたま同じ建物に事務所があっただけの縁ではあるが、
中庭の向こう、ガラス窓越しに見えた制作中の伊藤さんの姿はよく覚えている。

現在、giogio factory を運営されている姉上様から当時の、
また稲村ヶ崎にアトリエを作られてからの画風の変化など
いろいろなお話しを伺った。

これも何かの縁、しみじみと感じ入る秋の一日。

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「空から降る音楽、静かな時」 [水彩画とスケッチ]

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モーツァルト、クラリネット協奏曲イ長調 K.622第2楽章。

この旋律が聞こえてきそうな長閑な秋空。
そんな心静かな秋もつかの間、今日は木枯らしの気配すら感じる。
今年の秋は何処へ行ってしまったのだろう。

秋らしい一日を思い出しながらの一枚。
「空から降る音楽、静かな時」(逗子・小坪港)
F6(39×31cm) 水彩

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秋日記 [日々の記録]

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:秋日記:
もう少しススキがあれば、もう少し秋っぽくなるのに、、、
それでも四季折々の、この高台から眺めに惹かれる。

夏日の18日、逗子・披露山から葉山方面を見る。
東京から移って四年と少し、この眺めが身近にあることに感謝。

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逗子、秋日記。十月二十三日・岩殿寺 [日々の記録]

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岩殿寺(がんでんじ)は逗子の久木(ひさぎ)にある。
創建は古く721年、花山法皇、後白河法皇も参詣したとされている。
まぁ、明治ですら大昔なのだから、
1300年も昔のことなど、考えるだけで目眩を覚える。

鎌倉や逗子には、谷戸の奥や山の上に建つお寺がいくつもある。
この岩殿寺も住宅街を抜けて山門に辿りつくと、
その先にけっこう急な石段が待っている。
十月も下旬というのにちょっと汗ばんでくるほどの段数。
が、あえいで登った高台から見下ろす眺めは、
遠くに海を望む遠近感といい高度感といい、なかなかに魅力的だ。

もちろん、眼下に広がる逗子の街を視界から消すことはできない。
でもニンゲンは想像する動物でもある。
無理を承知で街の気配を消し、千年の昔をイメージする。
まぁ、頼りない想像力ではあるけれど。

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観音堂から降りる途中、日向ぼっこ中のカマキリを発見。
彼(あるいは彼女)は鎌倉時代にもこんなふうに陽を浴びていたのだろうか?


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逗子、秋日記。十月二十三日・みずすまし [日々の記録]

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逗子海岸のいちばん南寄り、そこに流れ込むのが田越川。
写真はその河口からほんの2、300メートルの地点。
幾つものSUPが静かな川面を滑るように進む。
長閑な秋の昼下がり、スイースイー

音もなく  ミズスマシの  秋日和


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『光の春』 [水彩画とスケッチ]

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友人から九州・宮崎で開かれる「まちかどギャラリー」というイベントに誘われた。

逗子やその周辺の絵を何点か送れとの依頼。
記憶の中の「逗子の絵」を思い浮かべながら、
他の絵もあれこれひっくり返していると、これが現れた。
一年以上も前のこの絵、実は描いたことも忘れていた、、、

場所は神奈川県逗子の披露山公園。
かつては海軍の高射砲台が据えられていたという一風変わった公園。
海抜は90メートルを超え、とにかく眺めは素晴らしい。

その公園の端から逗子・葉山の海を見下ろし、目にとどいた光。
もちろん見たままの風景ではなく、記憶に残った光の残映。
季節は春、心地良い南風は今の時季に的外れではあるけれど、
思い出しついでに、ということで。

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