西郷山公園、８月。

東京、目黒区の端にある西郷山公園、
北側の正門前の道路は渋谷区との境。
この絵はそことは反対側、南寄りの一角、
桜、紅葉、冬の落ち葉、そして夏の深い緑、
土の地面のほとんど見えない街では、貴重な存在。

８月の４日、にわか雨が降ったりカッと照りつけたり、
真夏の炎天下とはちょっと趣の違う昼下がりだった。

F４（34×25cm）ホワイトワトソン

タグ：水彩画 西郷山公園

夕暮れの多摩川。

空の青さを映していた川面から昼の色が失われ、
だんだんと夕暮れ色に染まる。
それまではっきりと見えていた遠くの木や街並みも、
視覚の限界を超えてやがて判別不能。
マジックアワーの壮大な色変換舞台。

国分寺崖線にある多摩川台公園、
そこから見下ろす川と空の広さが気持ち良い。

紙全体に水気を含ませる。
乾き具合を見ながら、
皿にたっぷり溶いた絵の具をサーッとはらう。
偶然の滲みに一喜一憂、広い空は描いても楽しい。

多摩川
F6（40×31.5cm）　ホワイトワトソン

タグ：水彩画 夕景 多摩川

夏の水飲み場。

半袖では心細くなるような涼しい日曜日。
エアコンを入れずにどこまで我慢できるか？
と暑さと格闘していた一週間前がずっと以前のことのよう。

夏のあいだ、しっかりと自己主張していた公園の水飲み場も、
しばしの休息か。
この鉛筆スケッチは暑さ真っ盛りの日の記憶だけれど。

夏の水飲み場（西郷山公園）
A4変形　CANSON SKETCH PAD