1Q84は未読だけれど。 [聴く・クラシック音楽]
ジョージ・セル指揮クリ−ブランド管弦楽団、ヤナーチェク、そしてシンフォニエッタ。この三つの言葉の並びを見てピンと来る人が、このひと月くらいで、いったいどのくらい増えたのだろう。たぶん数十万人は目にしているはず。
時節柄、第九。 [聴く・クラシック音楽]
NHKのクラシックミステリー『名曲探偵アマデウス』、欠かさず見るというほどではないけれど、タイミングが合えばけっこう見ている。今週はベートーヴェンの第九。時節柄の選曲で、それ自体はきわめて真っ当。
この番組は、曲のある一部分、それはやはり聴かせどころが多いわけだけど、そこに焦点を当てて音楽の構造を解きほぐしていくのを、ひとつの特色としている。通り一遍の話が多いN響アワーなどよりも、おもしろい(こともある)。
この番組は、曲のある一部分、それはやはり聴かせどころが多いわけだけど、そこに焦点を当てて音楽の構造を解きほぐしていくのを、ひとつの特色としている。通り一遍の話が多いN響アワーなどよりも、おもしろい(こともある)。
デジタル・バッハ・エディション+iPod [聴く・クラシック音楽]
いつかは出るのだろう、と思っていたら思いのほか早く出現した。『デジタル・バッハ・エディション+iPod classic 80GB』。J.S.バッハの音楽を、一台の i Pod に容れたもの。CDに換算すると172枚分という。
ドイツはhansslerというレーベルのバッハ・エディション、その全曲と全ジャケット、オリジナル歌詞が入っているそうだ。(発売は10月20日)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2777580
ドイツはhansslerというレーベルのバッハ・エディション、その全曲と全ジャケット、オリジナル歌詞が入っているそうだ。(発売は10月20日)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2777580
シュミットの四季、あるいは田園の雷。 [聴く・クラシック音楽]
“停滞する前線に向かって南の湿った空気が、、、”この天気予報のアナウンスを、もう何日聞いているだろう?
今日も雷雨が来るのか?と空を見上げながら、ヴィヴァルディの「四季」から「夏」を聴く。
今日も雷雨が来るのか?と空を見上げながら、ヴィヴァルディの「四季」から「夏」を聴く。
馥郁たる香りの『くるみ割り人形』 [聴く・クラシック音楽]
上質のケーキは、素材のオリジナルな風味と抑制された甘みが溶け合っている。苺の野生の瑞々しさやクルミの苦みをコントロールしながら、そのちょっと突っかかるような酸味やコクも殺さない。そのバランスがケーキ作りの要だろう。甘いものにそれほど執着はしないけれど、ときどきそんな良質なひとつを頂きたくなる。
チャイコフスキーのバレエ音楽はそんなとっておきのケーキに似ている。豪華さと格調、そのいっぽうで愛らしい親しみやすさをあわせ持つ。その甘みと苦みのバランスはチャイコフスキーのバレエ音楽の聴きどころでもある。
その『くるみ割り人形』を聴く。
やっぱりカラヤンとは縁が無かった。 [聴く・クラシック音楽]
若いころからちゃんと聴いて来なかったカラヤン。チャイコフスキーと、あと何があったか、ともかくLPとCDを合わせても片手の指に収まるほどしか持っていない。
そんな折、4月のNHK BS-hiで生誕100年を記念した特集番組がいくつかあった。これは良い機会、いちどはしっかり聴いてみよう、と思ったのだけど。
そんな折、4月のNHK BS-hiで生誕100年を記念した特集番組がいくつかあった。これは良い機会、いちどはしっかり聴いてみよう、と思ったのだけど。
飽きずに、まだ桜と音楽。 [聴く・クラシック音楽]
4月バカというのに、もうひとつ暖かくならない昨日、サクラに似合う音楽は?と、飽きずにあれこれ思い浮かべながら、仕事の用事ついでにちょっと渋谷のタワーレコードへ。
歩きながら浮かんできたのは、アルボ・ペルトの『アリーナ』。シンプルでポツンポツンと数の少ないピアノの音に、けっして綺麗ではないけれど、妙に郷愁を誘うヴァイオリンが前へでたり後ろへ引っ込んだり。サクラの静けさにはぴったりだなぁ、しかし、この静謐な音楽をじっくり聞く時間は、どうつくればよいのだろう。それに、この音楽では、静かに咲く桜に合いすぎるではないか。
サクラに似合う音楽は? [聴く・クラシック音楽]
今年の東京のソメイヨシノの開花は23日。それからの一週間は、小太鼓の連打にあわせて繰り返されるメロディが盛り上がり、やがてクライマックスを迎えるあのラヴェルのボレロのよう。そして、先週末は熱狂のクライマックス。と、満開の桜の下で、地上30センチに浮遊したような気分に浸っていると、ま、そんな音楽もたまには響いてくるというもの。
ベルリンフィルの7時間 [聴く・クラシック音楽]
20日の祝日、晴れていれば、桜はまだかいな、と、きっと外へ出るだろう。しかしながら朝からの雨。おかげで「夢の音楽堂〜ベルリン・フィルのすべて〜」を、ほとんど見てしまった、いや聴いてしまった。7時間もあっという間だった。