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秋と冬のあいだ [水彩画とスケッチ]

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JR逗子駅から海岸へ向かう道の途中の小さな橋。
日露戦争が終わって凱旋した東郷平八郎にちなんで東郷橋と名付けられた、
と、神奈川県のホームページに書かれている。
こどものころ、
“とーごーさんは えらいひと”と遊びの時に歌った“あの人”である。

その東郷橋からの眺めを描く。
橋は広くはない、車二台がかろうじてすれ違える幅。
この場所でのスケッチはちょっと無理、歩く人にも迷惑だ。
見たままを出来るだけ覚えようとはするものの、
やはり脳内視覚系メモリーの容量も足りない。
なので覚えの写真も撮る。
それでも、都合4回ほどこの橋からの風景を見に行った。
おもに午前中、陽の差す時間を変えて。

このあたりの樹木、といってもほとんど庭木だけれど、
常緑樹が多く紅葉する木はほとんど見当たらない。
それでも、ところどころに黄色く色づいた葉が見える。

まだ冬の兆しはカレンダーの遠くにあり、
秋の柔らかな陽の差しこむ川面の、
もうずっと前のような気がする11月23日の光景。

『秋と冬のあいだ』
F6(39.5×31.5cm) White Watson・水彩
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