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『街が目覚めるころ』 [水彩画とスケッチ]

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しばらくブランクがあったので、まずは慣らし運転。

東から射し込む陽の光が、葉山を明るく浮かび上がらせる。
海は凪ぎ、山肌は赤茶色に染まる。
そのなかで街の表情が徐々に浮かび上がってくる。
昨年の初冬、逗子の大崎公園より眺める葉山の夜明け。

『街が目覚めるころ』 F6変形(41.5×28cm)・水彩

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コチシュのドビュッシー。 [聴く・クラシック音楽]

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Facebookのとあるグループで薦められ、思わずカートに入れてしまったCD。同じ音源はYoutubeにもあるし、その圧縮音源でもPC接続の小さなスピーカーならじゅうぶんに楽しめる。そして、届いてから一週間、やっとそのCDを落ち着いて聴く。Zoltan Kocsis “DEBUSSY”

粒立ちの良いというのだろうか、とにかくピアノの一音一音が濁らずに気持ち良く響く。ソロ楽器なのに、響きに奥行きも感じる。そして、「月の光」や「沈める寺」など、音色の繊細な変化には絵画的な色彩感も浮かんでくる。楽曲の構成や解釈といった専門的なことは分からない。たぶんに音のテクスチュアを感覚的に楽しんでいるだけに過ぎない。

が、このコチシュの演奏はドビュッシーの描いた世界にぴたりと嵌った気がする。

Youtubeの音源はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=BWCzM2KqePo&feature=youtu.be&fbclid=IwAR1Eq5iPT6aPitUsvgO9tCxLwJK-GxqWDqkLEImc_IuxtPO0jsBEkDciIuA

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逗子の美術展、終了。

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逗子の美術展に出品したのはこの二点。
 『Rising Tide』(上)
 『Spring Song』(下・10月21日に投稿したもの)
おかげさまで多くの方々に見ていただけました。

さてこの二点、展覧会を終えて今は自宅リビングにありますが、
金曜日からは新しいお宅の壁に飾られます。
手元を離れるのはちょっと寂しい。。。

桜のほうは、この春に描いた6号サイズの絵を手放したため、
サイズを大きくして、再度、描いたもの。それもまた、、、

絵は売れたら手元に残らない、だから版画をやる、
と言って油彩から木版画に転向した友人がいます。
気持ち、分かるなぁ、、、

※絵のサイズは二点ともP20号(約74×55cm)

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逗子の美術展 [水彩画とスケッチ]

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去年、初めて参加した逗子の美術展。今年も水彩画2点を出品します。
ご笑覧いただけましたら幸いです。

第68回逗子市文化祭『美術展』
会期:11月2日(金)~4日(日)10:00~17:00
   (2日は11:00から、最終日は16:00まで)
会場:逗子文化プラザ・さざなみホール
   逗子文化プラザ・ギャラリー


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桜の絵、再び。 [水彩画とスケッチ]

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気が付けば三ヶ月以上もご無沙汰、ログインのIDもうろ覚え、、、

この春に鎌倉・光明寺の桜を描いた。展覧会が終わったあと、とあるお宅に引き取られていったが、その後どんなふうに見られているだろうか、と、ふっと気になることがある。この気がかりは一点制作の絵にとっては致し方のないこと。そういえば、友人の版画家は「版画は版が残るからね、いつでもオリジナルが摺れる」と言っていたっけ。

そんなわけで、サイズを前作のF6号から、P20号に拡大して再度描いてみた。(F6はA3サイズに近く、今回のP20号はほぼ新聞の見開き2頁ほどの大きさ)
桜の妖艶さをもっと大胆に!と思っていたわりには、結果はあまり変わり映えがしない。これは次の課題とする。

『Spring song』(鎌倉・光明寺) P20(74×55cm)水彩


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第78回・横須賀美術協会公募展(YB展) [水彩画とスケッチ]

今年もはや半分が過ぎて、気がつけばすっかり休眠続き。

それでも絵は描いています。
6月に開かれた横須賀美術協会公募展に二点を出品、ともに入選。

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『Rising Tide - 潮、満つ。』

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『Old Apricot Tree - 老いてなお。』

このうち『Rising Tide - 潮、満つ。』は「クサカベ賞」を受賞しました。
*「クサカベ」は昭和3年から続く日本の絵の具メーカー

どちらもこれまで描いた絵の中ではいちばん大きいP20号(73×53cm)
紙はウォーターフォード・ホワイトの粗目。
締め切りぎりぎりの完成のため、額装も滑り込みセーフ。
来年はもう少し余裕を持って描きたいものです。

同じ絵を続けてアップするという気の利かない記事ですが、
近況報告ということでご容赦を。。。

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“Tide” [水彩画とスケッチ]

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3月に描いた逗子の海(の印象)、このときはF6号で描いた。これを少し大きなP20号で描いてみる。前回はほぼA3サイズに相当する大きさ、今回は新聞見開きに近く幅が8cmほど短い。(ちなみにF6号:40×31cm、P20号:約75×55cm)
50号や100号が珍しくない油彩では、20号などまだまだ小さい方だ。でも、たとえば水彩で50号となると、これはけっこう大変だ。まず水貼り(パネル貼り)がひと仕事だし、筆だって小さなスケッチ用ではどうにもならない。ほとんどの道具を大きいサイズ用に揃えなければならない。紙や絵の具も“高級品”を使ったら、それなりに財布の方も。。。部屋も相応の広さが必要となる。幸い、いま現在の「お絵描き部屋なら50号でもオーケー、、、
と、あれやこれや思いを巡らしながら、でも大きなサイズは楽しい。次は30号?。


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Christian Tetzlaff クリスティアン・テツラフ [日々の記録]

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Christian Tetzlaff(クリスティアン・テツラフ)、これまでまったく知らなかった名前が突然飛び込んできた。
バッハ・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ・BWV1001~1006。5月13日、Facebookのクラシック音楽グループで知ったのがきっかけで聴いてみた。Youtubeにアップされたそれはなんとも新鮮な響きで、PCのスピーカーから流れてくる音色に、デスクワークの手を止めて聴き入ってしまった。鋭利なナイフでスパッと切ったような、それでいて深みと落ち着きのある音色。PCの音なので仔細は分からないが、これまで聴いてきたどの演奏とも違って聞こえる。

テツラフはこの1001~1006をほぼ十年ごとに録音している。早速、そのうちの最新録音(2016年)を購入。ほどなく届いたそのCDを、とりあえずPCで再生する。Youtubeにある最初の録音と比較できるところまではとても聴けないが、それでもついつい引き込まれてしまう。だいたいこのソナタ&パルティータは、全曲を一気に聴くことは滅多にない。が、テツラフのCDには、一度聴き始めたら止められない、1001が終わればその次の1002はどうなんだろう? そう感じてしまう力が潜んでいる。(そもそもバッハの曲自体の持つ聴く者を引き込む力が凄いのだけれど)

今回、テツラフの無伴奏を聴いて、音の違いもさることながら音楽のカタチもずいぶんと変わってきたな、と当然のことに思い至る。手元にはクレーメルや、たしかミルシティンそれにシェリングの盤もあったはず。そのシェリングを探したが何処へ消えたのかさっぱり見つからない。ならば、とYoutubeであらためて聴き直したら、これが小春日和の陽差しのさす長閑な縁側のような暖かな音色。あの頃も厳しい時代だったかもしれない、けれど世界の温もりは今よりも豊かだったのでは?そんな思いに誘われる50年前の録音。まるで“いい日旅立ち”のようなバッハ、、、。
まあしかしながら、こんなことをしていると、どんどん演奏の深みに嵌っていくことになるのだ。

写真は解説の裏表紙から転載。テツラフご本人の指先、凄い!ヴァイオリニストの指は、みなこんなふうになるのだろうか?


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試し描き [水彩画とスケッチ]

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新しい刷毛の描き心地を試してみる。豚毛の腰の強さ、絵の具の含み具合など、手近にあった去年のカレンダーの裏にサッと四回はらう。紙質はケント紙より少し粗く、絵の具はほとんど吸い込まずに流れていく。何も考えずただ左から右へ腕を動かす。こんなときの方が、なにやら雰囲気が生まれる不思議。


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第19回南期会(高校美術部のOB展) [日々の記録]

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東京オリンピック(もちろん前回)の年に高校入学、そして二、三年と美術部に在籍していた。その当時の顧問の先生の教え子が集まって、年に一度ほど美術部OBの合同展を開いている。OBといっても、その先生が在職された十年ほどの間に、部員だった面々が中心。だから平均年齢はかなり高い。そんなわけで、搬入も展示作業もひと仕事だが、それも済ませて明日からオープン。

会場脇の大岡川の桜もこれ以上はない満開。お花見とセットでご覧いただけましたら幸いです。

第19回 南期会展
会期:4月2日(月)まで *10時~18時(最終日は16時まで)
会場:横浜・吉野町市民プラザ2F ギャラリー
横浜市南区吉野町5-26

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