レオン・フライシャーのピアノ(NHK芸術劇場) [聴く・クラシック音楽]
レオン・フライシャーの演奏に接したのは、ジョージ・セル/クリーブランド管と録音したレコードが最初だった。ベートーヴェンの協奏曲全集、シューマンとグリーク、それとブラームスのピアノ協奏曲。どれもセルを聴くために求めたLPで、たまたま共演者がフライシャーだったということ。
いまではあまり聴かなくなってしまったこのLP、セル/クリーブランドのカチッと引き締まった造形美と、テンポもタッチもそれに良く合ったピアノ、その印象は強く残っている。