榛名山を描く。 [水彩画とスケッチ]
立っていると飛ばされそうになる強い風は、前日の低気圧の名残り。
ここは、前橋市郊外の利根川の畔。
上越の山から飛んでくる雲がちぎれて、あっという間に頭の上を過ぎていく。
いつもは高速道路から眺めるだけで通り過ぎてしまう榛名山を描いた。
26日の日曜日、前橋へ出かけた。ゴールデンウィーク中に開かれている塩沢宗馬水彩画展を見るのが目的。時間に余裕があれば、どこかでスケッチを。
前橋に来るのは二度目だ。40年以上も昔、学生仲間だった塩沢クンの家に悪友達と一緒に押し掛けたのが前回の訪問。
他のことは何も覚えていないが、敷島公園の風景だけは40年間忘れずに残っている。人の記憶の仕組みとは、なんとも不思議なものだ。
そんなことをつらつら考えながら、園内で一枚、とも思ったけれど、近くを流れる利根川もどうしても見たい。時間が許せば赤城山方面へも行ってみたい。そんなわけで、ちょっと駆け足スケッチ。
それにしても、強い風だった。イーゼルも立てられず、左手で持つスケッチブックも強風に煽られて飛んでしまいそう。そんなわけで、鉛筆で軽く下書きをしたところでギブアップ。着彩は家に戻ってからといういつものスタイル。
さて、このあと赤城山の下書きもある。でも、こちらの方は難儀をしそうな予感。描きかた戦略を練らなければ。
2009年4月26日・前橋、敷島公園近くからの榛名山
四切(38×28cm) クラシコ・ファブリアーノ
さわやかな風が感じられる絵ですね。
都会の絵もいいですけど、やはり青い空に水がある自然の絵って、いいですね。
しばらく見入ってしまいました。
by のすけの母 (2009-05-01 22:50)
遠くから冷たい風の吹いてきた日・・・でしたでしょうか。
まだ冬はそんな遠くないところをぐずぐずしてる感じがしました。
空の色もそんな色?
by HEIJI (2009-05-02 00:24)
あ~っと眼が釘付けに、見張らせる景色に圧倒された感じです。
色々工夫を重ねられているのですね。
by のり (2009-05-02 00:35)
おはようございます^^
類は友を呼ぶ・・・?お友達も水彩画を描かれるのですね~
榛名山は、わたくしにも思いで^^ 舅が生きている頃、息子も入れて
家族4人で旅したところです。こんな素晴らしい絵がわたくしにも描けたら
写真だけの思い出じゃなく、もっと素敵な思い出になるのに~
by mimimomo (2009-05-02 04:40)
絶句、見惚れてしまいました。
水彩画のお手本ですね。
山並みの色合いが絶妙です。
by よしあき・ギャラリー (2009-05-02 06:52)
わあ~いいですね~♪
新緑の榛名山にも行きたいです。
by 旅爺さん (2009-05-02 07:02)
はじめまして。。
わたしも絵を描いていますが
ここから 描いていたので びっくり
いいですよね
ここからのアングル
by おえかき (2009-05-02 08:45)
◎のすけの母さん
さわやかを通り越して、ちょっと強い風でした。
でも、間近に見える山と川、やっぱり良いものです。
こういう風景、好きなんですよね。
◎HEIJIさん
そうですね、まだ寒気が残っていて北風の強い日でした。
この榛名山のちょっと右には上越の山が遠望できますが、
まだ雪が残っていました。
その上越の山をもっと身近に描くには、今頃、良いんですけどね、
わざわざ渋滞を目指していく気にもなれず、です。
◎のりさん
工夫といいますか、いろいろと試している、という感じです。
思い通りに行くこともあれば、もちろん失敗も、
ともかく絵の具相手は面白いですね。
◎mimimomoさん
じつは昨年の秋に、この友人の個展を見たのが、
描くようになったきっかけです。
そのうち描いてみたい、という茫漠としたイメージに
火を点けてくれた、その意味では恩人です。
写真も、もちろん良いのですが、
山の良さをじっくりと味わうには、
ときには描いてみるのも良いかもしれません。
◎よしあき・ギャラリーさん
お手本などと、何をおっしゃいますか!
この絵、じつは違う種類の紙でも描いてみました。
まったく雰囲気の違う絵になるのも水彩の面白さですね。
◎旅爺さん さん
このあたりは山をじっくり味わえますね、
ほんとうによいところだなぁ、と思います。
冬の赤城おろしはタイヘンだぞ!と友人は言いますけどね。
もう少し近ければ、毎週でも行きたいエリアです。
by e-g-g (2009-05-02 15:00)
◎おえかきさん
ご訪問、ありがとうございます。
同じ場所から描かれている方がいらっしゃるとは、
なんだか嬉しいですね。
もっと下流にもスケッチポイントの気配が漂っていましたが、
思案のすえ、この場所を選びました。
ともかく、大きな風景のところは、
歩いて動くのも大変ですから、勘を総動員ですね。
でも、この場所を選んでよかったと思いますし、
違う季節に、また訪れてみたいと思っています。
by e-g-g (2009-05-02 15:14)
山の稜線が綺麗ですね。
一見、阿蘇の五岳にも似ています。
青い空に足早に通り過ぎていく雲の感じが良く出ています。
by 響 (2009-05-03 03:31)
前橋は、両親の実家があるので、子どもの頃からよく出かけている所です。周りを見渡すと、山に囲まれている感じがするんですよね。幼い頃の母は、山からこちら側だけを全宇宙だと思っていたそうです。
空と雲の感じが、いいですね。私も、こういう絵が描けるようになりたいです。
by はじ坊 (2009-05-03 14:33)
◎響さん
榛名山は1400メートルを少し超える高さですが、
山の姿が大きく見えます。
なかなか格好のよい山ですよ。
雲、、、もうちょっと描きようがあった気が、、、
◎はじ坊さん
そうですか、ご両親のご実家が前橋に。
山に囲まれているとはいえ、窮屈な感じも無く
なんとなく空の高い印象ですね。
上越の山々にも近いし、空っ風さえなければ
住んでみたい気もします。
by e-g-g (2009-05-03 19:35)
榛名山、懐かしいです。
建設コンサルだった時、長野新幹線の『安中榛名駅』駅前広場の設計とりまとめ
をしました。
元々は他のスタッフが担当していたのですが、理由は知らないですがもめて
しまい火消し役として(笑)
なので、殆ど僕の思想は入っていないですけどね。
by 浜松自宅カフェ (2009-05-03 21:00)
masaも高速から眺める、、通り過ぎるだけの山でした
山好きなのでロードマップでも山チェックは欠かせません(^^;
川が入るとイメージ変わりますね
強風なだけに空が青い。。澄んだ空気を感じます
って強風の中。。描くのは大変だったでしょうね^^
by masa (2009-05-04 01:36)
◎浜松自宅カフェさん
長野新幹線も、もう十年以上経つのでしょうか、
これも、なにかのご縁なのでしょうね。
◎masaさん
山が見えるとそれだけでワクワクします。
登るほうは、ちょっとご無沙汰してますが、
また山歩き、してみたいですね~
by e-g-g (2009-05-06 13:58)
◎xml_xslさん
◎青の風画さん
◎KAZUYAさん
◎あややさん
◎cheeさん
◎mimimomoさん
◎flutistさん
◎Krauseさん
◎カフェオランジュさん
◎若頭さん
◎kakasisannpoさん
◎奥津軽さん
◎匁さん
◎扶侶夢舎さん
◎一真さん
◎みぞれさん
◎kellyさん
◎ponchiさん
◎すすめさん
◎ちかさん
◎sanjinsaiさん
◎くらいふさん
nice、ありがとうございます。
by e-g-g (2009-05-06 14:08)
スケッチ日和とはいかなかったのですね・・・
風は敵ですね。
でも、風があるから霞なく・・・どっちも求めるのは欲張り??
by こぎん (2009-05-07 10:48)
◎こぎんさん
雨には簡単に負けます、紙が濡れますからね。
風も予想外に手強かったです。
でも、仰るとおり、その風のおかげの風景、
ま、良しとしましょう。
by e-g-g (2009-05-07 16:15)
◎ヨナタンさん
◎watamiさん
◎甘党大王さん
◎春分さん
niceを、ありがとうございます。
by e-g-g (2009-05-13 10:56)
すてきなスケッチを拝見しました。ところでこの絵を自費出版の表紙に
使わせていただきたいのですが、どのようにしたら良いでしょうか。
お知らせください。
by 立石章三 (2016-09-03 12:48)
◎立石様 ご覧頂きましてありがとうございます。
この絵を描いてから7年が経ち私も久しぶりに見返しました。
さてご依頼の件ですが、
まず立石様の出版の内容が分からず、
どのような意図でお使いになりたいのか、その点が分からないこと。
また、当方本業はグラフィック・デザインですが、
絵のほうも気に入られた方には有償にてお分けしています。
そのような次第で、もう少し具体的な内容が分かれば、
お答えのしようもあるかと思いますが、
現段階ではなんとも申しあげられません。ご容赦ください。
立石様のリンクを辿りましたが、ページが見つかりませんでした。
So-netブログ以外のサイトに移されているのでしょうか?
by e-g-g (2016-09-10 10:54)
残暑お見舞い申し上げます。パソコンにはうとい者ですので、このサイトを開くことができませんでしたが、返事を1か月も前にいただいていたのですね。失礼しました。自費出版の本とは『矢内昭二遺稿集』です。
改革派神学研修所という、キリスト教の牧師を養成する神学校を創立された同名の先生が今年3月に88歳で亡くなられ、私ども弟子たちが、自費出版で遺稿集を発行することを検討しています。故人が埼玉県行田の出身で、利根川の散歩を好んでおられましたので、遺稿集の表紙を飾るデザインを探していました。出版予定の冊数は500部です。デザイン料については、私どもは全く素人ですので、金額を教えていただければ検討させていただきたいと思います。私の連絡先は上記のEメールのほかに、電話は045-331-0343です。よろしくお願い致します。
by 立石章三 (2016-10-06 11:57)
◎立石さま
出版のご主旨等、お知らせいただきましてありがとうございます。
さて、ここから先のお話しは、オープンなブログ上で進めるにはそぐわないこともあるかと思います。そこで、今後はメールのやりとりにさせていただきたいと思いますが、立石様のアドレスが見当たりませんでした。
そこで、このブログページの右上近くに『〒 M A I L 』があります。そこの【メッセージはこちらから】をクリックしていただけますとメールフォームが現れます。ひとまず、そのフォームを使いメールアドレスを教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。(*セキュリティメール・システムのため、アドレスがネット上に公開されることはありません。)
by e-g-g (2016-10-14 10:20)