世田谷の松陰神社 [水彩画とスケッチ]
4月19日、八重桜の花が残る松陰神社をスケッチ。途中まで描きかけて、今日、やっと仕上げた。
神社は世田谷区若林にある。最寄り駅は東急世田谷線の松陰神社前、付近には区役所や商店街がある。この地に建てられた頃の一帯の風景は、もちろん分らない。ただ、長州藩主の別邸があったところに創建されたという来歴からすると、たぶんそういった邸や民家、それと商家もあっただろう。そして家々を取り囲むように、のどかな田園や雑木林も広がっていただろう。
その田畑や雑木林が消えて、それでもかろうじて残った鎮守の森。長い時を重ね、人の手も存分にかけられてきた森。それはやはりビル街の植栽などとは、まったく違う趣を保っている。
建物だらけの東京でも、こんもりとした木々の茂る鎮守の森はすぐに分る。歩きながら、まだ知らない森を見つけるのは楽しいものだ。
その森も、昔のままの姿で残っているものは数少ないとは思う。そして初詣で以外には、なかなか縁のない神社ではある。が、やっぱりずっと残ってほしいものだ。公園と並んで、いやそれ以上に貴重な緑かもしれないから。
2009年4月19日・松陰神社(東京・世田谷区若林)
F6(40×31cm)コットマン
公園もところによっては、作られた自然だったりしますよね。
鎮守の森には、昔ながらの何かが隠されているのかも・・・なんて思ったり。
by HEIJI (2009-04-28 21:33)
ひっそりとした雰囲気がいいですね。
今ではなかなか見られない光景です。
by のり (2009-04-28 23:45)
さすが、お見事です。
by よしあき・ギャラリー (2009-04-29 07:12)
本当に素晴らしいので見とれてしまいます。
by 旅爺さん (2009-04-29 13:25)
この絵を見ると、まるで自分も、神社に向かって歩いているように感じます。座ってスケッチしたら、この感じは出せないですよね?
いいなあ。私も、こういう絵が描けるようになりたいな。
by はじ坊 (2009-04-29 22:16)
名前だけは聞いた事のある神社ですが、
そんなに緑がいっぱいなんですね~。貴重ですね。
若葉色も好きですが、常緑・針葉樹っぽい、深い緑色もいい感じです。
by こぎん (2009-04-30 07:10)
松陰神社・・・国語の神様(?)松田松陰を祀っているのでしょうか?
都内にもこんな静寂がある。
小鳥のさえずりが聞こえてきそうです。
by アキラ (2009-04-30 09:56)
世田谷区役所はよく行っていたのですが
最寄り駅の「松陰神社」には行った事なかったんです
行っておけばよかったぁ。。
もう新緑の中なんですね^^
この辺りののどかな雰囲気好きです。
ぱったり時間が止まったような神社やお寺は
ホント貴重な存在ですね
by masa (2009-04-30 22:19)
吉田松陰を祀っていますよね。安政の大獄で処刑されたんですけど、高杉晋作が小塚原から掘り出して、この長州毛利藩の屋敷に墓を造って祀ったのが始まりです。さくらが渋くていいですね。
by 帰納明日 (2009-04-30 22:28)
吉田松陰の出身地の萩でも松陰神社でしたが
ここにもあるんですね。
石の参道がとってもいい雰囲気です。
by 響 (2009-05-01 02:21)
◎HEIJIさん
公園って、自然と人工のバランスと思いますけど、
そのあたりを追求する、いわば公園学といったものも
おもしろいでしょうね~
鎮守の森には、いろんなヒントが潜んでいそうな気がします。
◎のりさん
この神社も周囲は住宅密集地です。
でも“社は守ろう!”という、これは良き伝統と思いますけれど、
そのおかげで、残っているのでしょうね。
◎よしあき・ギャラリーさん
ありがとうございます。
描くごとに、新しい課題がどどっと出てきます。
◎旅爺さん さん
ありがとうございます。
でも、あまり見とれられてしまうと、、、
◎はじ坊さん
これは、立ったままのスケッチです。
といいますか、基本的に立ったまま描くことが多いです。
遠景の場合は、あまり関係ないですけどね、
この絵の石畳のように近景が入ってくると、微妙に違ってきますね。
◎こぎんさん
神社は、たいてい何種類かの木がありますから、
いつ訪れても楽しいですし、ほんとに貴重な存在と思います。
この松陰神社にも、かなり年季の入った樹木があるようですよ。
◎アキラさん
松陰は学問の神様、だそうですね。
奥の社の右側に松下村塾の模築があります。
普通の民家のようで、さほど広くもない、
ま、学問の意志があれば広さなど関係ないのでしょうね。
小鳥のさえずり!だけだと良いのですが、カラスも、、、
◎masaさん
ピラミッドも良いですけど、日本の社もなかなか、ですよね。
まぁ、日本では、なんでこんなに簡単に神にしてしまう?
と思うこともありますけど、
でも、そのおかげで森が残っているわけでもありますね。
◎帰納明日さん
松陰の名前は良く知ってますが、その前後の時代については
知ってるようで知らないことばかりです。
歴史の勉強が暗記科目だった弊害でしょうね~
ともかく、その門下生達が活躍?した延長に、今があるわけですから、
もう少しきちんと知っておくべきなのでしょうね。
◎響さん
おっ!ご本家ですね。
萩は生誕の地、世田谷は墓所、両方に神社がある、
こういった例も珍しいのでは?
by e-g-g (2009-05-01 18:55)
◎xml_xslさん
◎若頭さん
◎kakasisannpoさん
◎KAZUYAさん
◎Krauseさん
◎一真さん
◎神原智己フリーアナ・占師さん
◎浜松自宅カフェさん
◎ハイマンさん
◎ヨナタンさん
◎こぼんさん
ご訪問、ありがとうございます。
by e-g-g (2009-05-01 18:57)
ご訪問ありがとうございます。
素敵な絵がいっぱいですね。
by 匁 (2009-05-02 06:55)
◎匁さん
コメント、ありがとうございます。
また時々お寄りいただけましたら幸いです。
by e-g-g (2009-05-02 14:33)
参道沿いの木々が、
境内に向かって吸い込まれていきそうな感じがしました。
by ちか (2009-05-04 15:06)
◎ちかさん
ほんとうに神社の樹木は奥へ誘うような趣がありますね、、
そのあたりの演出的な配慮もあるのでしょうか?
by e-g-g (2009-05-06 14:12)
東京は、ビル群の中に鳥居だけあるような神社がたくさんありますね。
神社を残すだけでもえらいのかもしれませんが、杜も一緒にと思いますね。
by 春分 (2009-05-09 22:12)
◎春分さん
銀座の細い路地とか、ビルの屋上とか、
まぁ、ずいぶんといろんなところにありますね。
でもほんとうに、残すのもたいへんでしょう、
時代が変わっていますから。
いま杜があるところは、しっかりと残ってほしいものです。
by e-g-g (2009-05-13 10:59)
◎sanjinsaiさん
◎くらいふさん
◎watamiさん
niceを、ありがとうございます。
by e-g-g (2009-05-13 10:59)