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飽きずにウィンブルドン、か。 [スポーツ]

今夜はウィンブルドンの女子シングルスの決勝だそうだ。
梅雨のこの時期、テレビから流れるパコーン、パコンという音、
それとなんとも文字にしにくいシャラポワ(他の選手も)の叫び声が、
季節の到来を知らせてくれる。これも歳時記

それにつけてもNHKの番組作りのなんとワンパターンなことか。
ウィンブルドンは確かに大きな大会だ。関心も高い(はず)。
送り手側からすれば、番組のコンテンツとして
最良に近いもののひとつだろう。

しかしテニス競技はもちろんウィンブルドンだけではない。
私たちが(いや私が)いちばん知りたいのは、
テニスの世界に生まれている(であろう)
新しいプレーのムーブメントである。
たとえば、何年かにひとり、
新しいムーブメントを起こす選手は出てくる。
そういった新しい芽の生まれる瞬間も知りたいのである。
それは、
“さ、ご覧ください!このボールパーソンの見事な仕事ぶりを!”
といった平々凡々とした現地中継だけでは分からないのだ。

テニスを、それも見て楽しむ立場からすれば、
4大大会の他の三つの、全豪、全仏、全米、
少なくともこれらの大会の有り様も、
当然のことながら知りたいのである。

そんなことはネットで簡単に調べられるさ!
それに、より深い事情を知りたければNunber でも読めば?
という意見もあるかと思うし、たしかにそういうった一面もある。
ただ、リザルトを見るだけでその様子のすべてが分かるわけでもない。
やはりターニングポイントになるようなゲームを知らなければ、
何がどう動いているのか、見当も付かない。

さらにはNHKは有料の公共放送である。
本当にウィンブルドンの凄さ、
あるいはテニスの面白さを伝えたいのなら、
その様子をもう少し相対化して番組化する視点が
あってもよいのではないか?
要するに、番組作りをもっとおもしろく
豊かな内容にする義務があると思う。

“このクロス!これがスーパーショットです!”
という森中アナの得意気な実況に満足していた時代は
とうの昔のことなのである。

ついでに、
ビッグイベントなのにスポーツニュースの
端っこの一行にも出てこない自転車競技や、他の諸々のスポーツ。
もっと知りたいことは山ほどあるのだ。
垂れ流し的大リーグ中継だけがスポーツ番組ではないはず。

と、今日はちょっと八つ当たり。


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anan

eguchi様、エ~ト、テニスにはちょっとうるさいananです。週3回のコート通い。30年近く続けていますが、こちらもピアノ同様、大人になって始めたので、うまくなりません。しかし故に、下手のヨコ好きはいや増すのです。

テニスをするものにとって、深夜のポーンは、それだけで充分。解説もいらないくらい。プレーを見れば、分かるのです。(最も今大会は途中で寝てしまい、ちゃんと見てませんが。)

一般的に、NHKのワンパターンな番組作りに対する批判は、理解できますが、WINBLEDON中継は、ワンパターンを希望します。

4大大会はコートの種類が違うので、選手の得意不得意によって、勝てる人が違ってきます。新しい息吹の出る瞬間というのは、あるのですが、同じ選手が次の大きな大会で上位に入るとも限らない。

具体的には、全仏は球足の遅いクレーコートなので、ストローク中心のプレイヤーが有利、全英は早いので、サービス、ボレーの得意な選手が有利とされています。

しかし昨今のラケット性能の改良により、早い球を打つとカウンターでもっと早いボールが返ってきたりします。一概に言えないのです。各選手はスピード、スピン、打つ場所を組み合わせ、工夫しています。

などなど、ここから先はきりがないので、やめておきます。

私、ウィンブルドン見たことあるのです。

1992年は雨にたたられ、2週間ですべての試合が消化できませんでした。シングルスの決勝は、最後の日曜日に終了しましたが、ダブルス・ミックス・ジュニアの決勝は、翌月曜日に持ち越し。そういう時は、切符を売らず、早く行って並んだ人が入場できます。たまたまロンドンに居てそのことを知ったので、駆けつけたのです。

テニスファンに聞かせたら、誰もがうらやましがると思います。マッケンローの最後の試合、しかも男子ダブルス優勝の瞬間を、見ることが出来ました。

一生の思い出です。
by anan (2007-07-07 16:49) 

e-g-g

◎ananさん
お待ちしておりました〜
この話題、絶対にリターンがあるだろうな、と思ってました。

まず、
マッケンローの最後の試合に立ち会えるなんて、なんと素晴らしい!
これはタカラです。
1992年の雨というのは、あのクリフ・ルチャードが
センターコートのスタンドで他の観客達と歌った大会でしょうか?

>全仏は球足の遅いクレーコートなので、
 ストローク中心のプレイヤーが有利、
 全英は早いので、サービス、ボレーの得意な選手が有利

と、まさにずっとそう言われていたわけですが、
で、そのシーズンの流れの中で選手は成長したり、
調子を落としていったりするんですよね。

たとえば、4大大会の全部を公平に見せろ!
なんて無茶なことは言いません。
ただ、あれだけチャンネルを持っているのなら、
「他の大会」の様子も少しは採りあげても良いのに、と思うわけです。
なにしろ、たまに日本人選手が活躍するのを除けば、
スポーツニュースでも採りあげませんからね。
それと、なんていうんでしょう
“テニスの王道はウィンブルドンにあり!”
そんな感じも抱かせる一種の権威主義的な匂いが鼻に付くのです。

かつて狂ったようにツール・ド・フランスを中継していたときも、
その前後のジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャについてはまったく触れず。
ただただ、最高の自転車レースはツールといわんばかり。
まったく、視聴者をなめてるなぁ、と思うのでありますね。

とにかく、NHKのスポーツ番組はつくりが下手です。
そこにある戦略、駆け引き、個々のプレーヤーの力量、
チームとしての熟成度、、、
そういった要素がすべて絡み合って、
ドラマが生まれるところがスポーツの醍醐味と思いますが、
そのあたりの、焦点のあて方が曖昧、
というより突っ込んだ見方をしようとしない。
その姿勢にフラストレーションが溜まるんですね。

たとえばトリノ・オリンピックの女子カーリングが
あれほど人気になったのは、
的確な解説者がいたからこそと思います。
ああいった、未知の競技の場合は良い解説者を探すのが、
至上命題なんだ、としみじみ思いました。
あの解説者のおかげでNHKもだいぶ救われたと思いますよ。
なにしろアナウンサーは“まりりん”と言っていただけですから。
あの中継はNHKのお手柄ではありません、解説者の力量です。

まぁ、この話はNHKのとくにスポーツ中継について、
ずっと物足りなさを感じ、
NHK自体にさほど新しい工夫も見られない。
そういったことへのイチャモンでもあるわけです。
でも、もう、きりがないのでこのへんで止めましょう。
とにかく、もう少しは大人の志向に堪える番組作りを工夫せよ、
と言いたいのです。


コナーズ、マッケンロー、ボルグ、
女子ではグーラゴング、キング夫人、そしてエバート、
そんな名前が輝いていた頃、ちょこっとテニスやってました。
まだデカラケが邪道扱いされていた頃ですね。
ま、気力も体力も続かず、もちろん技術もさっぱり向上せず、
気が付いたら、コートから足が遠のいていましたけれど。
でも、ラケットは記念品のようにとってありますよ。
HEAD のアーサー・アッシュ・モデルなんていう
格好はよいけれど、ものすごく扱いづらいものもあったり、
とにかく懐かしいです。
by e-g-g (2007-07-07 18:52) 

SWR

屋根が取り外されたセンターコートごしにク
ローズアップされたバターシ発電所がなんと
も。女子決勝戦の空はなかなか。こちらナダ
ル贔屓。
by SWR (2007-07-08 02:02) 

e-g-g

◎SWRさん おはよう
昨夜の女子決勝、
セットのあいだごとに映る青空と白い雲が絵のよう。

この数年はあまり熱心には見ておらず、
実はバルトリも、こんど初めて見たわけですが、
なかなか頑張ってました。来年が楽しみ、かな。
今夜は、ナダルですか。
では、ボクも彼を応援しよう。
by e-g-g (2007-07-08 09:22) 

SWR

あいかわらず最悪なNHK総合のスポーツ放
送に最高の展開だった決勝の第5セット途中
で興ざめ。ガッカリ。放送終了後にクレーム
の電話。でも深夜だったので繋がらず。正確
には留守電。生放送のハイビジョン観戦の人
がうらやましいです。その後イギリスGPを
録画観戦。もう朝です。
by SWR (2007-07-09 05:27) 

e-g-g

◎SWRさん おはようです
えっ、第5セット!。
こちらハイビジョンだったので、そのまま見られたけれど。
ナダルは、やっぱり惜しかったというのかしら?
あと少しのところまでいきながら、
でもその一歩の差が大きいのかなぁ。
by e-g-g (2007-07-09 10:30) 

mamire

NHKの独占放送なのに、有料版の方だけの特権って。
格差を感じちゃいます。
毎年、新人さんの活躍が楽しみ。
今年も、新しいスターが生まれましたね。
杉山さんは、惜しかったな。
by mamire (2007-07-09 12:52) 

e-g-g

◎mamireさん こんにちは
ま、公共放送なりの制約やなにやかやもあるのでしょうけれど、
あれだけのチャンネル数があるのなら、もう少し気を遣うことも出きると思いますね〜
杉山ペアの方は「GAORA」で準決勝まで見ていました。
決勝、負けてしまったんですね、残念。

「有料版」というのはケーブル接続か何かの事情のことでしょうか?
by e-g-g (2007-07-09 19:05) 

SWR

言葉たらずですみません。基本的にハイビジ
ョンも総合も同じ内容だったと思います。た
だ総合も生放送の予定だったのに、土壇場で
録画に切り替え、かつ番組の途中で次の相撲
番組の放送時刻をアナウンス。必然的に残り
時間からある程度試合結果が予想されるわけ
です。それが大いに不満。テニスは勝敗を決
するまで終わらないし、逆転サヨナラ満塁ホ
ームラン的なこともないので残り時間がわか
ってしまうのは困るわけです。本来は知らな
いまま観戦出来たのにという無念さも加味さ
れ不満たらたらノ介とあいなったわけです。
by SWR (2007-07-09 21:54) 

komadamu

こんばんはkomadamuです。
あぁテニス中継の話題熱いですね!私も夕べはBShiでナダルを応援していました。私もテニスが好きなので、もっぱらWOWOWで全豪、全仏、全米を見ています。NHKにくらべると、いろいろな話題もとりあげてくれるので、いいですよ。男子の試合もたくさん放送してくれるし(NHKは女子が多い気がしました)♪ただ、インタビューの同時通訳はNHKのほうが上手いかも(笑)
by komadamu (2007-07-09 23:57) 

e-g-g

◎SWRさん
大相撲ファンも大事にしなければという配慮というか、
杓子定規というか。
これは、いちばんタチの悪いケース。
by e-g-g (2007-07-10 18:57) 

e-g-g

◎komadamuさん
最近ではJ-SPORTS などでも、
スポーツ中継の巾が拡がりましたね。
私は、あまりにもテレビ漬けになりそうで有料チャンネルはほとんど入っていません。
ですから、J SPORTSのツール・ド・フランスの生も見られず。
でも、見るか見ない、有料か無料かは別にして、
選択肢が増えるのは良いことですね。
そして、自局の番組以外への視点に欠ける
NHKのプログラム作りは、依然として不満です。
by e-g-g (2007-07-10 19:04) 

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