白い百合：R e f l e x B l u e：So-net blog

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白い百合　[Colors] [編集]

光の当たり具合によっては“パールホワイト”にも見える。
モニターでは少し青味を感じると思うけれど、
強いていえば“ミルキーホワイト”か。

絵の具でもこの白さを作るのは難しい。
印刷では、特殊なインキを除いては、白のインキ自体が無い。
つまるところ、白い部分はインキを乗せずに紙の地色をそのまま使う。
青みがかった白い紙、淡く黄色みがかった白い紙、
様々な紙そのものの色を「白」とする。
それが、百合の白、ミルクの白、雪の白などに見えるのは、
そのまわりにある色との対比の結果である。

日：乳白色
英：Milky White
仏：Blanc Laiteux
伊：Bianco Latte
中：乳白

10 Sun. JUNE 2007

2007-06-10 14:39 nice!(7) コメント(10)

nice! 7

光の反射を捕らえ、目に映っている色をあらわすのは
難しいんですね。
なるほど、その一つの方法が対比になるわけですか。
音楽もどんなにお金をかけて再生しても原音にはなり
ませんしね。
by カズ− (2007-06-10 20:32)

乳白、純白、白磁、白練・・
白は本当に難しいです。
背景の色も写り込みますしね。
ユリ、凛としていて気高さを感じます。
by stella (2007-06-10 20:45)

子どものとき、色鉛筆に白色が入っているのを、「なんでだろう？」と思っていました。色鉛筆の白は、ほとんど使いませんでしたから。
だから、「白＝存在感なし」というイメージでした。
しかし、こうしてあらてめて「白いユリ」を眺めると、
一口に「白」と言っても、いろんな白がありそうで、
そして、それぞれの白が主張し合ってるようで、
子どもの時のことを、今更ながら反省です。
by のすけの母 (2007-06-10 21:46)

写真の花の白、僕には純白に見えます。色一つとっても奥深いですね。　すべてを吸収する黒と、反射する白。白は何者も寄せ付けない厳しい色ということでしょうか。
by (2007-06-10 23:12)

◎カズーさん
所詮、音も色も再生はあくまでも再生。オリジナルと再生はまったく別物としての表現が、求められるんですね。昔は“原音に忠実な再生音”なんて文句もありましたけれど、、、

◎stella さん
表現の領域でも日常でも、純粋にひとつの色だけで成り立つ世界はきわめて稀ですね。すべて相対的、なかでも白は影響を受けやすいし、与えやすいと思います。

◎のすけの母さん
たしかに色鉛筆の白は、いったいどう使うんだろう？と思いました。
空白、余白、といったように白は無の象徴でもあります。花の白はそんなこととはもちろん無関係に、ニュアンスもあり、巾の広いものですね。

◎akipon さん
色であるのか色ではないのか？色世界の中で、白と黒は独自ですね。
他の色に比べて象徴性が高いのも特長ですね。
純白といった表現など、厳しくもあり柔らかくもある、と思います。

◎xml_xsl さん
お立ち寄り、ありがとうございます。
by e-g-g (2007-06-11 11:04)

「白」は難しいです
特にPCを使うようになってからそう思います
絵を描く時には白を強調するために、ごく少量色を混ぜたりしました
PCでは微妙な調整が難しい
え？うちのPCがヘボなだけ？？
by mio (2007-06-12 04:10)

白い色は、無垢の色ということなんですね。
本当の白って、いったい何が基準なのでしょう。
そういえば、ポーセリンでも白い絵の具はなかったような・・・
白い所は、同じように器の白を残します。
by ｍａｍｉｒｅ (2007-06-13 00:00)

◎mioさん
1670万色が再現できようとも、パソコンのモニターの色は、あくまで仮のもの。でも、その色が暮らしを支配しはじめているんですよね。
微妙な「白のニュアンス」、大事にしたいものです。

◎ m a m i r e さん
純白、空白、何もないのが白、と、白は観念上の色ともいえますね。
グラフィックデザインでも、良く“磁器の白さを出したい！”などと注文を出しますが、もっとも再現しにくい色のひとつです。とくに透き通るような白は難しい。これは、その「白」を取り囲む他の色との兼ね合いが勘所になります。
by e-g-g (2007-06-13 12:19)