免許歴は42年、オートバイ歴は2年半。 [オートバイ]
大型自動二輪の免許は持っているが、試験を受けて取得したものではない。昭和30年代の免許制度改正のさいに付いてきたオマケ免許である。(こういうのを「ポツダム免許」というらしい)きちんと試験を受けた方々には、ちょっと申し訳ない気もする。
昭和39年、16歳のときに軽自動車の免許を取った。2年後、18歳で普通自動車、どちらも夏休みの約2週間ほどでとった。オートバイの免許が付いているのに気づいたのはだいぶ後のことである。気づいてからは、ときどき“オレはナナハンだって乗れるんだぞ”と人に自慢することはあったが、ずっと乗らなかったので宝の持ち腐れだった。
そんな状態で一昨年の冬に突然と乗りはじめたのだが、実はその時のオートバイ操縦経験はほぼゼロ。高校時代の遊び乗りの感覚など、とうに消え失せていたし。
だから一般道を走っていて、上手そうなライダーを見ると心の中で“こんなヘタッぴいがそばを走っていてゴメンナサイ”とつぶやいてしまう。こんなキケンなオートバイ乗りが街を走っていてはイケナイ!と、講習会とかライダーズスクールへ通うことも考えたが、なんとなくうやむやのまま時が過ぎた。ま、要するに、図々しくも経験豊富のような雰囲気を醸しだして乗っているのである。
ただ、クルマの運転中に見かけるオートバイの走り方は、以前からかなり注意深く見ていた。というより、乱暴な運転、マナーの悪い運転には、こちらでも気を付けないと、いつとばっちりを受けるかもしれない。そういったオートバイには出来るだけ近づかない、また、さっさとどこかへ行ってくれるようにしていた。
だから、流れるようにスムースで、まわりと上手く調和しているオートバイを見かけると、お手本にしている。きちんとしたライダーの皆さん、アナタはその一挙手一投足を見られているのです。
ちゃんと試験を受けて免許をとった方々から見れば、なんともユルシガタイことかもしれないが、世の中高年リターンライダーには、私のような人間もかなりいると思う。もし、そんなライダーを見かけたら、どうぞ心優しく見守っていただきたい、と、これはお願いです。
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