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モーツァルトを聴いた (K.488) [聴く・クラシック音楽]

 雨の土曜日の午後、モーツァルトのCDを聴いた。曲はピアノ協奏曲23番の第2楽章だけという変則的な聴き方。

 仕事をしながら窓の外を見ると雨、こんな日はブラームス?と思いながら、ふとモーツァルトのこのアダージョが頭の中を流れた。
 聴いた順に、カサドシュ/セル盤、ホロヴィッツ/ジュリーニ盤、ポリーニ/ベーム盤の3枚。
 カサドシュもセルも若い頃から大好きなピアニストと指揮者。いつ聴いても、もちろん今日聴いても裏切られることはない。録音も含めてちょっと地味な印象もあるが、実に清潔で誠実な演奏。曲のカタチをつかむにはいちばん向いていると思う。テンポは3枚の中では中庸(6'04")。
 二番目のホロヴィッツはケレン味たっぷり。初めて聴いたときは、新鮮に感じたが、やはりちょっと鼻につくところも。役よりも役者の方に目がいってしまう映画や演劇のよう。テンポはいちばん速い(演奏タイム:5'34")
 最後がポリーニ盤。今日、この曲を聴きたいと感じたときに浮かんだのがこの演奏。だから今日の嗜好にはいちばん合うはず。3枚の中では最もゆったりとしたテンポで、このアダージョの淡々として切なさの漂う感じがいちばん良く出ている。(演奏タイム:7'12")
 ただ、このCD、なぜかチリチリと雑音が入る。初めてのことなので驚くが、買ってからすでに16年も経っている。CDの経年変化だろうか。他の2枚では、もちろん雑音など出ない。

 第二楽章だけのつまみ食い、あまり良い聴き方とは言えない。が、ま、こういうスタイルも許してもらおう。


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