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浦賀の箱 [日々の記録]

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『時空の箱舟展』 〜8人の作家による箱作品〜

   ・・・時空の箱舟をゆっくりと尋ねたら、
      作家たちの心さえ見え隠れするかもしれない。

DMハガキの案内文の最後を読みながら、
土曜日、浦賀のギャラリーへ向かう。
木版画家である学生時代の友人が出品しているが、
他の7名の作家はまったく初めての出会い。

ギャラリーの壁には、少ない作家で四個、多い人は十数個、
トータルで、いや数えなかったけれど、
それぞれの箱に込めた思いは何なのか?
ある箱は文字どおり玉手箱のようでもあるし、
またある箱は小さな舞台のようにも見える。
どこか謎解きのような感覚も味わいながら眺める。

作家も全員集まって夕刻からオープニングパーティ。
個々の作品について、あれやこれやを聞いたり尋ねたり、
美味しいお酒がすすめば、会話もだんだんと熱を帯びてくる。
そして気が付けば、
ついさっきまで夕焼けに染まっていた浦賀湾もすでに闇の中。

8つの作風が頭の中を駆け巡り、
そこにほどよい酔いも手伝って、いつになく快調な脳の働きを実感。
あの作品はもっとこうすれば、いやいや、、、とか。
そうだ、今度の絵では、あの人のあの視点を参考にしてみよう、、、とか。
そんなことを脈絡無く考えながら歩けば、
往きはちょっと遠いと感じた浦賀駅にもすぐに着いてしまった。

さて、私の方も明日から合同展が始まる。
出品作のタイトルを決めなければ、、、


『時空の箱舟展』 〜8人の作家による箱作品〜
ギャラリー時舟 神奈川県横須賀市東浦賀2-4-21 東岸 渡船場隣
3月22日~4月5日 11:00~17:30(最終日は16:30)
火曜、水曜は休廊  http://tokifune.com/

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