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葉山、一色海岸。 [水彩画とスケッチ]

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久しぶりに台風の来ない週末。
明るい陽差しはやはり気持ちの良いもの、
なんとも秋らしい。

こんな日に家の中にいたらバチが当たる。
なんのバチかなどということはどうでも良い、
この陽差し、この風を受けて輝く様を見なさい!
と、あちらこちらの風景がワタシを誘うのだ。

お誘いがあったら断るわけにはいかない。
土曜日は葉山、日曜は鎌倉へ自転車を走らせる。

さて、土曜日。
まず立ち寄ったのは、
先月末のスケッチで描いた葉山・小浜のレストラン(ラ・マレー・ド・チャヤ)。
前回より2時間ほど早い陽差しの当たり方を確認する。
太陽の角度が低いから、影のでき方も当然違う。ふむふむ

そして進路は南へ。
葉山港、森戸海岸と森戸神社、真名瀬漁港、
少し走っては気になる場所で停まり、また走っては停まる、
この繰り返しだから、とても自転車で走るというスピード感は無い。
まぁ、スケッチポイントを探す一種のロケハンだから、
そんな調子でよいのだ。

腰を下ろしたのは一色海岸、葉山の御用邸の脇。
穏やかな海、暑すぎない陽差し、そして微風、
ベンチに腰掛けて目の前の風景が気持ちに入ってくるのを待つ。

スケッチブックの上に松の枝が影を落とす。
聞こえる音は柔らかい。

それにしても人が居ない。
いや、散歩する人、本を読む人、昼寝っぽい人、ウィンドサーファー、
と、居るには居るのだが風景の広さの中では点描のようで、
人の気配というある種のまとまった存在感にまでは至らない。

眼の端に御用邸警備の警察官の姿が目に入る。
遠くの水平線を眺めている彼も点描のひとつ。

20141017_hayama goyoutei.jpg


それにしても浜から見る御用邸のロケーションは素晴らしい。
中の様子はもちろん窺い知ることもできないけれど、
この海と山の醸し出す空気は、やはり絶景だ。

二十分ほどでスケッチを終える。
ペットボトルの水が美味しい、ちょっと温いけれどね。
鉛筆で描き始めたスケッチだが、思い直して細いサインペンに変える。
明暗のコントラストをはっきりと描こう、そんなつもりから。
いや、でも、鉛筆の調子を活かすべきだったかな、、、
いずれ、紙のサイズも大きくして着彩してみよう。
いつにことになるやら、ではあるけれど。

9時過ぎに家を出て、うろうろ走って、一枚描いて昼過ぎに帰宅。
ビールとパスタをいただけば、あとは睡魔に身を任せるばかり。

『葉山、一色海岸』
A4 CANSON SKETCH PAD ピグマ/0.4mm
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