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緑のある幸せ、名越切通。 [逗子とその周辺]

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身近に感じられる自然、
それが鎌倉や逗子を住まいの候補地として選んだ理由のひとつである。
もちろん、都内にも大小取り混ぜ様々な公園がある。
代々木公園や林試の森公園(目黒区)、
それと駒沢公園や駒場公園は折に触れて通った。
(かつての住まいの)ごく近くの西郷山公園は、
ちょっとした気分転換にはうってつけだった。
管理されすぎという点を除けば、東京の公園はけっこう多様だ。

日曜日、朝方の雨があがり、少し強めの陽差しがさしてくる。
道の濡れ具合と陽差しの強さが気になるが、名越の切通を歩いてみた。
木立に囲まれた細い古道を心地よい風が吹き抜ける、
思ったほどには暑くない。

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逗子や鎌倉は子どもの頃から「隣町」の感覚だったが、
じつはあまり多くを知らない。
数多あるお寺も建長寺、円覚寺、長谷の大仏くらいしか記憶にない。
いずれも小学校の遠足で訪れたきりである。
だから、鎌倉のあちらこちらの谷戸も切通も名前を知っている程度。

痩せた尾根道を、
左側に鎌倉の街、右手に逗子を見下ろしながら歩く。
生い茂った緑や木立がなければ、もっと高度感が感じられるはず、
ときどきほんの少しだけ、胃のあたりがスーッとする。

道は思わぬ所で住宅の横に出たりする。
ふだんの暮らしの、すぐ傍らの自然。

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久しぶりに味わう湿った軟らかな土の感触、良いものだ。
それでもさすがに七月、歩くうちに少し汗ばんできた。
夏の炎天下に歩く道ではない、
次は秋、ススキの輝く晩秋に。

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