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秋の日の代々木公園。 [水彩画とスケッチ]

20111010_yoyogikoen.jpg


東京にも嵐はやってくる、
台風15号はその事実をしっかりと教えてくれた。実に久しぶり

夕方の5時半頃、家の中にいても嵐の唸りを感じた。
この頃がピークだったのだろう。
少しの怖さと奇妙な高揚感にはしゃぎながら、
嵐が過ぎるのを待った子ども時代を思い出す。

同じ時刻、この木立もきっともの凄い音を立てていたはずだ。
それから十日が経って、何事もなかったかのように、
柔らかな陽差しにつつまれた代々木公園、十月最初の土曜日。

もちろん、
根元から倒れた桜、バッサリと折れた大きなケヤキ、
そして所々に張られた立ち入り禁止のロープ、
嵐の置き土産はまだあちこちに。

代々木公園・2011年10月1日
F6(40.5×32cm ) ホワイトワトソン

*追記
絵の少し色づいたケヤキ、これはたぶん黄葉ではない。
ケヤキが黄に染まるのは、例年だと11月に入ってから、
ほんのり色味が変わるのも10月も後半だったと記憶している。
「色づいた」ケヤキを近くで見ると、葉がかなり傷んでいる。
みな元気なくかろうじて枝についている、といった感じだ。
他にも、モミジの葉も瑞々しさを失ってひからび、
その一枚一枚が縮れてしまっている。
台風の大風が木々にどんな影響をもたらしたのか、定かには分からない。
が、倒れずに持ちこたえた木も、その幹、枝、葉にかなりの
ダメージがあったことは確かと思う。
例年の色づき時期について、私の記憶はきわめて曖昧である。
安心召され、あれはいつもの黄葉だ、という話でもあればひと安心だが、
どうもそうは思えない。(10月12日記)

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