道のかたち [日々のデザイン]
街灯のオレンジと歩道のブルーが、どこかのテーマパーク
を思い起こさせるここは、10月6日に訪れた大宮駅近くの
とある道。
くねくねと曲がった（曲げられた）点字ブロックの黄色の
ラインが、視覚上のアクセントのようにも見える。
（それを必要とする人には見えないのだけれど）
その黄色もあわせて、ちょっと派手すぎる気配も漂うが、
これは周りの建物との調和の問題でもある。
この先、抑制のきかない色の氾濫にならなければ良いが。
それにしても、このオレンジ色のポールと電柱との狭い間
を車いすは通れない。ベビーカーでも気をつかうだろう。
見映えの良さも大事だけれど、もっと前にやることがたく
さんある、と思う。
秋の有栖川宮記念公園 [水彩画とスケッチ]
六本木から麻布にかけて、それと広尾界隈には、
かつて、撮影スタジオがいたるところにあった。
広告写真の撮影に立ち会うため、
紀尾井町にあった会社から、ずいぶんと通ったものである。
材木町の交差点から広尾へ抜けるタクシーの窓から、
この公園の鬱蒼と茂る木々の緑が見えた。
公園の南側の道路でロケ撮影をしたこともあった。
遠い昔の記憶
11月の６日、初めて入った園内は、
適度な高低差が、目に映る光景を飽きずに変えてくれる。
いちばん低いところにはミニ渓流も流れる。
なにより緑が濃く深い。森の雰囲気すら漂う。
絵は、その途中で見つけた階段。
有栖川宮記念公園
F3 Canson Caret de Voyage Montval （29×21.5cm）
