ウラノ ハタケ デ ミョウガ ガ トレタ [水彩画とスケッチ]
都市生活の宿命で庭が無い。
家(建物)を囲む地面は文字どおり余地である。エアコンの室外機とか、以前は冬用のタイヤが置かれていたり、とにかく「庭として」手を入れようとは、とても思えないスペースである。
去年、その「余地」に家人がミョウガを植えた。ただ、環境が向いていないせいか、葉と茎はすくすくと伸びたけれど、結局「ミョウガ」は育たなかった。
今年もやっぱり出来ないのか、と思っていた矢先、根元に近いところに、あの「ミョウガ」がしっかりと芽を出していた。
放っておくと芽がどんどん伸びてしまいそうな勢いがある。早速、摘む?いや引っこ抜く。その数、十数個。
ワタシは、どういうわけかあの香りが子どもの頃から苦手だった。いまでも薬味にホンの少し使う程度で、積極的に食そうとは思わない。
食べる方はミョウガの好きな家族に任せて、もっぱら眺めるだけにしよう。
2010年7月31日
F3-HOMO DRAWING BOOK