再び、犬塚勉展。 [絵の周辺と展覧会]
今日が最終日の「犬塚勉展」を、もういちど見てきた。
自然を克明に描いた晩年、そこに至る「変遷」の時代に、
犬塚が自然をどんなふうに捉えていたか？
そのあたりが気になって。
『多摩丘陵（冬）』、『多摩丘陵（春）』、『路の向こう』、
『夕暮れの坂道』、『蛍の棲』などなどの絵たち。（タイトルもいいなぁ）
それらは、たとえば『ひぐらしの鳴く』*あたりとは画風はまったく違うけれど、
目の前の自然や風景に向き合う姿勢に通じるものも見え、
その素直さには共感を覚える。
（*『ひぐらしの鳴く』は上のチケットに使われている作品）
自然の強さ、静けさ、奥深さを感じながら、
それがどこから湧き出てくるのか、
そんなことを一生懸命に掴み取ろうとする姿、
その一端が少し見えてきたように思う。
やはり、出かけて良かった。
＊
いろはさんも、今日、ご覧になったようです。
ひょっとしたら接近遭遇していたかもしれません。
2011-09-26 19:19
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コメント(11)
こんばんは
e-g-g さんの探究心、素敵ですね☆
そのような気持ちは、いつまでも持ち
続けなくてはいけませんね＾＾：
by スマイル (2011-09-26 20:58)
おはようございます＾＾
またお出かけでしたか。わたくしも展覧会を見ながら・・・色々考えてみましたが
力不足・・・疑問のままです（＿＿；
by mimimomo (2011-09-27 05:58)
こんばんは。
この目で見ることができないのが残念です。
by 海を渡る (2011-09-27 21:04)
こんにちは＾＾
私もお昼少し前ですから、同じ会場に...
切り株が印象に残りましたので、絵ハガキを買ってきました。
by いろは (2011-09-28 15:12)
◎スマイルさん
この画家の晩年の作品は、たぶん奥多摩で見られると思いますが、
初期のものを見る機会は、この先なかなか訪れないだろう、
で、出かけました。
気になっていたことが、ある程度は確かめられました。
◎mimimomoさん
はい、またお出かけです。
私も、なんとなくボーッと目の前を通り過ぎていくだけの
展覧会もあります。いや、そういう方が多いかもしれません。
犬塚さんの絵のどこに反応したのか、まだまだ思案中です。
◎海を渡るさん
西日本では、来年の冬に広島で開かれるようです。（ずいぶんと先ですね〜）
機会がありましたら、是非。
◎いろはさん
ほんとうに、ほぼ同時刻ですね。
いろはさ〜んっ！、と叫べばお会いできたかもしれませんね。
切り株は「山の暮らし」でしょうか？
あの絵は凄いです。
一生に一枚、あんな絵が描けたら、もう。。。
by e-g-g (2011-09-29 10:34)
とても素敵な展覧会、私も行けばよかったです。
覚悟を持って、自然を描いたのですね、風景ではなく。
しかも、美しい作品となってますね。
by ＪＦ (2011-09-29 14:55)
◎ J F さん
そうなんです、犬塚さんの絵は風景画ではないのですね、
言ってみれば自然画、描き手の厳しい目を感じる絵です。
次回は是非！
by e-g-g (2011-09-30 18:38)
こんにちは。あ、コメント入っていなかったんですね。
最終日の昼過ぎに展覧しました。帰ってすぐにコメントしたのですが、外出が迫り、確かめられませんでした。
実は彼が多摩の里山を描いているころは私の住む街の住人だったことを知り、驚いております。稲城で犬塚勉展が開かれたことは記憶にありません。灯台の元は市の文化担当者にも見えづらかったのでしょうか。教えていただいて本当にありがとうございました。図録が売り切れで、申し込みましたが3か月ほどかかるそうです。ご案内、本当にありがとうございました。e-g-gさんも絵をおやりなんですね。木々や木の根のスケッチ、素晴らしいです。私も絵が描けたらどんなに楽しいかと、よく思います。
by sig (2011-10-05 13:36)
◎sigさん
最終日の昼過ぎといえば、
私が居た時刻と少し重なっていたかもしれません。
同時代に同じ土地に住んでいた、
眺めていた風景や自然も重なっていたのでしょうね。
図録は残念でしたね、それにしても三ヶ月は長すぎです。
犬塚さんの絵からは技術云々ではなく、
（というよりあの技術は真似できません）
対象を見る姿勢を教えられるような気がします。
by e-g-g (2011-10-07 15:21)
こんばんは。
図録が先日届きました。3か月待たずに良かったです。
開きながら感動を新たにしました。ご案内、本当にありがとうございました。
by sig (2011-10-15 23:14)
◎sigさん
図録、思いのほか早かったのではないでしょうか？
今回の図録は犬塚さんの作品全体の、
目録的な意味合いもあると思います。
貴重品ですね。
by e-g-g (2011-10-17 11:16)