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犬塚勉展を見る。 [絵の周辺と展覧会]

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9月15日、『犬塚勉展 ー純粋なる静寂ー』を見る。

一昨年の夏、テレビでその絵を見たときの衝撃は鮮烈だった。
(NHK ・ 日曜美術館『私は自然になりたい 画家・犬塚勉』)
その放送から日を空けず、奥多摩へ向かってから二年が過ぎ、
今度は東京でまた会えることになった。

奥多摩での展示は、ほとんどが1984年以降の作品。
犬塚の短い画業の中でも晩年のものだ。
モチーフは、野、山、岩、切り株、ブナなどの自然が主で、
テレビでも紹介された『縦走路』や『山の暮らし』、
それと、それまでの画風からダイナミックに変わった後の
記念碑的な作品『ひぐらしの鳴く』などなど。

20110914_higurashinaku.jpg

それらの一枚一枚の、植物の緑の多様な色彩と
惚れ惚れするようなグラデーション、
面相筆で描かれた草の葉の湿気を帯びた息遣い、
そして、切り株やブナの表皮の生々しさ、
その圧倒的な描写力にに驚かされた。

いったいどんな「絵の道」を通って、
この人はこんな絵を描くようになったのだろう?
このリアリスティックな表現は、
描き始めた頃から一貫したものだったのか?
あるいは、年を経るごとに少しずつ変化したのか?
はたまた、ある時にダイナミックな変容が起きたのだろうか?
そんなことがずっと気になっていた。

今回の展覧会は、その疑問にほぼ完全に応えてくれる。
犬塚が「自然」に目を向ける以前とそれ以降の、
画家としての変遷を一望できる、いわば回顧展である。

20110914_inuzuka.jpg

20110914_yamanokurashi.jpg

それにしても短い生涯だ。
初期に描かれた『自画像』が1975年頃、
そして絶筆の『暗く深き渓谷の入り口』は1988年、たった13年。
1984年に描かれた『頂き』が、その後のスタイルを示す
大きなターニングポイントであることは、
ほぼ年代順に展示された作品を辿るまでもなく一目瞭然だ。
そして、それ以前と以降の違いの大きさ、これにも驚かされる。
テーマも画風も大きく変わる。

「それ以前」では、ファンタジックな絵もあればグラフィカルな作品もある。
『横向きの女』のように、どこかワイエスを思い起こさせる絵もある。
同じ一年のうちでの変化の振れもある。
ともかく“描くべきもの”を見つけるために、
がむしゃらに描いていたような気配もある。
そんななかで、犬塚のなかでは、もちろん“どう描くか?”も
大きな問題だったと思うが、
それ以上に“何を描くか?”、こちらの方が
よほど切迫した課題だったのだ、と思う。

ともかく、その“変遷”の末に“自然”に向かう。
自然に宿る生命力と自己との一体化、
そんな言葉が似合いそうな感じもするが、はたしてそれだけだろうか?
それだけを目指してこれほど緻密な絵を描いたのだろうか?

筆致が分かる近さで見ると、
描く行為そのものの意味、そこに込める意志、
そんなものを見る側に問いかけてくるような気がする。
描く者の決意と見る者の覚悟、とも言えようか。

“水が描けない、もういちど水を見てくる”と言って、
谷川岳に向かう姿(そこで遭難し帰らぬ人となるのだが)、
そのプロセスに、見ることの限界に挑む姿勢が感じられるのは確かだ。

20110914_keikoku.jpg

犬塚勉は1949年生まれ、私とひとつ違いである。
谷川岳で遭難しなければ今頃は、、、とつい考えてしまう。
ともかく、犬塚勉の絵は、描くときも見るときも、
いつも私の頭の片隅にひとつの基準として存在し続けている。


『犬塚勉展 ー純粋なる静寂ー』 日本橋高島屋・9月26日まで
その後、京都、長野、広島を巡回。

*NHK・日曜美術館『私は自然になりたい 画家・犬塚勉』
 http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2009/0705/index.html

*奥多摩での犬塚勉展はこちら
 http://www.okutamas.co.jp/seseragi/exhibition.htm
 私のブログ記事:http://egg2006.blog.so-net.ne.jp/2009-07-18

*犬塚勉公式ホームページ
 http://inuzukatutomu.web.fc2.com/

________________________________
*追記

『犬塚勉展 ー純粋なる静寂ー』日程:
●東京展:2011年9月7日〜9月26日・日本橋高島屋

●京都展:2012年1月6日〜1月23日・京都高島屋

●長野展:2012年4月14日〜6月3日・東御市梅野記念絵画館

●広島展:2012年11月2日〜12月25日・奥田元宋・小由女美術館
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タグ:犬塚勉
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ponnta1351

先日、NHK日曜美術館で、初めて名前を知りました。
遭難したと聞き、若いのに本当に残念に思ったところです。
細密画はまるで写真の様で気が遠くなるような作業ではないかと、作品を見て思いました。
ブナの幹も素晴らしいですね。

26日までなんですよねぇ、 行きたいんですが・・・。
by ponnta1351 (2011-09-15 20:35) 

mimimomo

おはようございます^^
奥多摩に行ってもう2年ですかね~ わたくしも行きました。
高島屋の情報ありがとうございます^^ これは是非行かねば・・・
by mimimomo (2011-09-16 02:13) 

よしあき・ギャラリー

凄いの一言です。
by よしあき・ギャラリー (2011-09-16 06:56) 

いろは

こんにちは^^
この方の展覧会の記事よく覚えています。
mimimomoさんも確か記事にされていましたね。
高島屋でしたら行かれそうな気がするのですが、
10月はお友達の展覧会が3つありますし、庭園美術館も行きたいですし、
東京江戸博物館でベネチアングラスの展覧会もあるようですし...
どうしましょう...(^^;
by いろは (2011-09-16 10:15) 

e-g-g

◎ponnta1351さん
絵はたいへん静かな印象ですが、パワーはもの凄いです。
絵の力を信じること、その意志が伝わってくる展覧会でした。

◎mimimomoさん
そうなんです、もう二年経つのですね〜
奥多摩では見られなかった作品もたくさんあって、
一見の価値ありと思います。

◎よしあき・ギャラリーさん
圧倒されて、しばらくは描く気が萎えそうです。
と、言いながら、そのエネルギーに触発もされました。

◎いろはさん
二年前の記事、ありがとうございます。
秋は集中しますから、いろいろ忙しいですよね、
でも、この作品展は極めつきのお薦めと思います。
それと犬塚さんの作品のこの規模の展示は、
この先たぶん数年はないでしょう、機会がありましたら是非!
by e-g-g (2011-09-16 11:36) 

海を渡る

おはようございます。
一枚目を見て、写真かと思ってしまいました。
こういう画家がいたことを知りませんでした。
機会があれば是非見に行きたいものです。
by 海を渡る (2011-09-16 11:43) 

Silvermac

↑同じように思いました。
by Silvermac (2011-09-16 19:56) 

風船かずら

私も昨年だったと思いますが奥多摩に出かけてみました。風景画がなかでも好きですが、この作家の絵はショックといえるくらい、本当に感動しました。
by 風船かずら (2011-09-16 20:06) 

あら!みてたのね

こんばんは。
関西での開催があれば是非拝見したいです!!!
by あら!みてたのね (2011-09-16 21:17) 

OJJ

わっ~ これが画ですか!
by OJJ (2011-09-16 21:37) 

akipon

こんな表現が良いかどうか分かりませんが、
アンドリュー・ワイエスを思い出しました。
ただ、ワイエスより凄いかも、いや凄い!
ある意味、超精密な日本画にも思えますね。
by akipon (2011-09-16 21:42) 

Jetstream777

“水が描けない、もういちど水を見てくる”
妥協を許さないプロの画家ですね。 極めるとはそういうことなんでしょう。
by Jetstream777 (2011-09-16 22:34) 

いそしぎ

自然個々のパワーを感じます。
「横向きの女」という絵も興味深いです。そしてその後リアリティーな自然を追求する姿勢や経緯も・・・。
京都での展覧会は是非、行ってみたいと思います。
by いそしぎ (2011-09-16 23:17) 

SILENT

修行僧のような方ですね
行として自然を見つめる事が出来たのでは
否自然と同化する事を望まれたのでしょうか
好きな作家です
by SILENT (2011-09-17 06:21) 

よしころん

犬塚勉さん、ご紹介ありがとうございます。
展覧会、是非訪ねてみたいと思っています。
by よしころん (2011-09-17 07:50) 

e-g-g

◎海を渡るさん
大きな絵を縮小していますから、画像の密度も高くなり、
より写真っぽく見えると思います。
ただ、そういったことを忘れさせる絵の力、
それが凄いですね。

◎Silvermacさん
機会がありましたら、ぜひ原画をご覧にください。

◎風船かずらさん
せせらぎの里美術館ですね?
あの少し薄暗い部屋での展示も良いですね。
一昨年、私も大ショックを受けました。

by e-g-g (2011-09-17 09:55) 

e-g-g

◎あら!みてたのねさん
追記に各地の展示日程を載せました。
関西方面では年明けに京都で開かれますね。

◎ O J J さん
原画はもっと凄いですよ〜

◎akiponさん
2009年7月8日の私のブログでもちょっと触れていますが、
ワイエスとの近さは感じます。
http://egg2006.blog.so-net.ne.jp/2009-07-18
精神性(と簡単には括れませんが)といったところで、
重なるものがあるのかもしれません。

by e-g-g (2011-09-17 10:16) 

e-g-g

◎Jetstream777さん
犬塚さんは、ずっと中学校の美術教師をしていました。
ご本人は、きっと究極のアマチュアといった覚悟ではなかったか?
と、私は勝手に想像しています。

◎いそしぎさん
「自然」に向かう前の絵も見どころがたくさんあります。
「横向きの女」も静かで良い絵でした。
京都展はお正月ですね、是非!

◎SILENTさん
修行僧のイメージ、近いかもしれません。
私も、会場を回りながら、
求道者という言葉がずっと頭にありました。

by e-g-g (2011-09-17 10:26) 

e-g-g

◎よしころんさん
巡回展の日程を追記として載せておきました。
どこかでご覧になれると良いですね。

by e-g-g (2011-09-17 10:28) 

響

あの切り株に衝撃を受けた感じです。
普通なら木を切った断面ですが
この迫力は何でしょう。
倒されても威厳を感じる描写にビックリ!
by (2011-09-17 11:44) 

collet

1枚目の写真を見て、ナンの疑いも無く、写真だと思いました!
それが絵だったとは~~(@_@;)
いやぁ~この方のお名前も知らずにいましたが、本当に凄い!の一言ですね。
「見ることの限界に挑む姿勢」
生まれながらにして、目で見て描く人だったんですね・・・
by collet (2011-09-17 13:58) 

タックン

一枚目 ポスターでしょうか
静かなる静寂・・・
森の向こうに続く深い静寂の世界に引き込まれて行くようです。
やっぱり写真とは違う描いた人の感性が感じられますね。
「自然に宿る生命力と自己との一体化」
わかるような気がしますが 難しいテーマですね~  
by タックン (2011-09-17 14:31) 

mimimomo

こんにちは^^
再びお邪魔します~
本日行ってまいりました。ついでですから東御苑でお花の写真も写して^^
犬塚 勉さんの絵の変わりようにはちょっと吃驚。
ついでに本も一冊買ってきました。山を愛した方なんですね~
by mimimomo (2011-09-17 15:36) 

浜松自宅カフェ

多少でも絵を描くものとして、驚愕の一言です。
岩や樹をこれほど表現できることが凄いです。
千葉のホキ美術館でも展示して欲しいものです。
by 浜松自宅カフェ (2011-09-17 16:31) 

e-g-g

◎響さん
切り株の絵は『山の暮らし』というタイトルです。
作者が絵に込めた思いが伝わってくるようなタイトル、
と思いません?

◎colletさん
私も一昨年にテレビで見るまでは、まったく知りませんでした。
きっと“人気画家”の範疇には入っていなかったのでしょうね、
でも、こんな画家がいた事実、
それを見ることのできる幸せを感じます。

◎タックンさん
一枚目はこの展覧会の図録の表紙です。
犬塚さんの作品を見ていると、
写真か絵か、そんなことは問題ではなく、
その光景をどれほど理解し、そこから力を導き出し、
そして表現としてどのように定着するか?
そんなことを考えさせられます。
ほんとうに山のような宿題を出されたような気分です。

◎mimimomoさん
早速、行かれたのですね!
でもこの暑いなか、ついでに東御苑とは、、、
私は日本橋の後に銀座でもうひとつの展覧会を見ましたが、
もう、疲れて、、、絵を見るにも体力は必須ですね。

>山を愛した方・・・
山登りにある一種のストイックさと、
画風がどこかで重なっているような気がします。

by e-g-g (2011-09-17 16:41) 

gwan3

これが絵だったとは・・・。
言葉を失ってしまいました。
作品が持つこの力はいったいどこからくるのでしょうね。
by gwan3 (2011-09-17 22:33) 

akipon

過去記事、興味深く読ませていただきました。
わざわざありがとうございました。
by akipon (2011-09-17 22:36) 

カズ

おはようございます。
やはり自分の中に貫く意志を持ち紆余曲折しながらも育て、そしてそれを出し切ろうとする方はどんな分野でも胸を打ちますね。
谷川岳は私も好きな山ですが水も豊富ですね。
豪雪地帯の分水嶺。利根川になり太平洋へ、反対側は信濃川に流れ日本海へ。
私も谷川の蓬峠近くの源流の近いところで沢の水を飲みましたが大変美味しかったです。谷川岳の岩壁群も水と雪の削った芸術ですものね。
by カズ (2011-09-18 05:52) 

e-g-g

◎浜松自宅カフェさん
見た目の緻密さや細密さにも驚きますが、
その先にあるものをつかみ取ろうとする意志、そこに圧倒されますね。

◎gwan3さん
ほんとうに力強い作品です。
うっかり近寄ると、その力にはじき返されそうです。

◎akiponさん
あの記事は興奮が冷めぬままに書いたものでした、、、
お読みいただきまして、ありがとうございます。

◎カズさん
朝も早くから ありがとうございます。
>貫く意志を・・・それを出し切ろうとする方
仰るとおりですね。
犬塚勉が仮に無事に年齢を重ねたとしても、
きっとそう生き続けただろうと思います。
谷川岳は眺めるだけです、それもごくたまに。
それでも、あの白い岩壁は、やはり特別な何かが宿っている、
そんな思いになりますね。
by e-g-g (2011-09-18 10:04) 

ナツパパ

精緻な画風も、ですが、色彩の感覚が素晴らしいですね。
教職に就きつつ画を続けるのは大変と思いますが、その中でこれほどの画をねえ。
才能と努力ですね。
by ナツパパ (2011-09-18 13:08) 

COLE

受けた印象がインパクトありました
是非いってみようと思います
by COLE (2011-09-18 19:25) 

カズノコ

はじめまして
お訪ねのうえ拍手まで頂き、ありがとうございます。
素晴らしい絵を描かれる方と知り、恐縮しています。
どうぞ、これからもよろしくお願い致します。


by カズノコ (2011-09-19 13:02) 

e-g-g

◎ナツパパさん
たとえば草むらを前にして、
凡人が見分けられる色がせいぜい五段階くらいとすると、
犬塚さんはそこに100くらいの階調を見ていた、そんな感じもします。
ともかく、きちんと見ることの大切さを教えてくれる作品群ですね。

◎COLEさん
ほんとうにインパクトのある作品群です。
ご覧になれると良いですね。

◎カズノコさん
コメント、ありがとうございます。
同じ絵を描かれる方として、興味深く拝見させていただきました。

by e-g-g (2011-09-19 18:36) 

U3

精緻と謂おうかリアリズムを超えたものがありますね。
by U3 (2011-09-19 19:03) 

sako

私は日曜美術館でこの画家のことを知りました。
”水が描けない、もう一度水を見てくる”と言って谷川岳に向かった彼の胸中は、そのものを描きとりたいという思いだったのでしょう。
直に観てみたいと思った事を覚えています。
by sako (2011-09-19 22:20) 

hidechan

この記事で初めてお名前を知りました。
ディスプレイ上で見る限り、写真にしか見えません。
非常に緻密な階調なのに、どっしりとした重量感を感じます。
何かのきっかけで、人はドラスティックに変化するものなんですね。
by hidechan (2011-09-20 10:25) 

achami

これ、絵なんですか!!!!!
スゴイ!
by achami (2011-09-20 14:03) 

e-g-g

◎U3さん
まず、精緻さを支える技術に驚きますが、
犬塚さんが追い求めていたものは、
その遙か先にある何かだったのでしょう、きっと。

◎sakoさん
日曜美術館のアートシーンでの紹介ですね。
見ることは本当に骨の折れる仕事と思います。
そのしんどさから、つい見たつもりになってしまいがちです。
犬塚さんは、そこから逃げなかった人だったのでしょう。

◎hidechanさん
私も一昨年にテレビで見たときは写真と思いました。
原画に接すると、絵とそれを見る者のあいだに生まれる
濃密な空気が感じられ、ちょっと息苦しいほどです。

◎achamiさん
これ、絵です!
モニタ上の画像と原画の差は大きいと思いますが、
でも、凄いですよね。

by e-g-g (2011-09-20 23:44) 

クロネコ

すごいですよね…
こういう絵を見るとどんな精神力の持ち主なんだ
とビビリます。
石の一部に絵具のせてる時はきっともう
本人が石になってんだろうな~。
by クロネコ (2011-09-21 11:28) 

みほ

>e-g-g 様
私は、犬塚勉なる御仁を存じ上げておりませんでした。
勉強になります。
ツイットしておきます。
by みほ (2011-09-21 13:39) 

Combat!

私もNHKで初めて知りました。
彼の絵は精密画ではなく心から見た風景を書き留めた本当の存在感がありますね。
心のフィルターを通すと物や風景はより凄くリアリティー(生命感)があるように見えてきます。
遭難されて残念ですが彼の心は一枚一枚の絵に今も生きていますね。
by Combat! (2011-09-21 19:19) 

よしころん

犬塚勉展、本日行って参りました \(^o^)/
(台風で山に行けませんでしたので…)

素晴らしかったです。 大変見応えのある展覧会でした。
多才ゆえの苦しみが画風の変遷からも感じられました。
ご紹介いただきありがとうございました♪
by よしころん (2011-09-21 20:37) 

SILENT

知り合いが六本木で個展を開いています
会期が10月半ば迄なので、ご興味あれば御出かけ下さい。
現代アートって難解ですが、これも今の世界なんですよね。
http://www.otafinearts.com/
by SILENT (2011-09-22 15:18) 

e-g-g

◎クロネコさん
ほんとうに絵の前に立つとビビリますよ、凄い緊張感です。
意志と技、どちらも超えてますね。

◎みほさん
コメントをありがとうございます。
この方は、いわゆる人気作家ではなかったようですから、
知る人ぞ知る存在だったのでしょう。
私も二年前までは、まったく知りませんでした。

◎Combat!さん
仰るとおりです。
細密に描かれていながら、
いわゆる細密画とはまったく違いますね。
まさに心のフィルターの存在、その並外れた透徹さを感じます。

◎SILENTさん
ご案内、ありがとうございます。
現代アートは最近やや遠ざかっていますが、
五感や思考の回路がどんな風に刺激されるか、
楽しみにしておきましょう。

by e-g-g (2011-09-22 18:26) 

e-g-g

◎よしころんさん
ご覧になりましたか、ブログに載せた甲斐がありました。
様々な変遷は、私も今回初めて知りました。
もっともっと、その人となりを知りたい、そんな思いです。
by e-g-g (2011-09-22 20:28) 

のの

写真かと思いました(@@;)
犬塚さん・・・存じ上げませんでした(--;)
抽象的な現代アートは苦手ですが
アンドリューワイエスは昔展覧会に行った覚えがあります。


by のの (2011-09-24 08:52) 

deko

高島屋に見に行ってきました。
今まで全く存じ上げない画家さんでしたが、たいへん好みでした。ご紹介ありがとうございます!
ワイエスも好きな画家ですが、犬塚さんにはやはり日本を感じました。
ブナの木肌が美しいです!
by deko (2011-09-25 16:29) 

e-g-g

◎ののさん
モニタ上のぎゅぎゅっと縮小された画像では、
写真のように見えるかもしれませんね。
犬塚さんの絵はワイエスとも通じるものがあると思います。

◎dekoさん
わざわざ日本橋まで行った甲斐があったでしょう〜
ブナ、ほんとうに美しいですね、そして厳しい!
図録を読むと、
“・・・人物が描かれていないことだ。この点については、
犬塚が敬愛するワイエスと類似性が見られる。・・・”
といった記述がありますが、いろいろと興味の尽きないところですね。

by e-g-g (2011-09-25 18:42) 

sig

こんばんは。
先日こちらでこの記事を拝見し、気になっていました。明日、東京へ出る用ができたので、時間の都合がつけばぜひよりたいと思います。ラストチャンスですものね。
by sig (2011-09-25 21:35) 

e-g-g

◎sigさん
コメント、ありがとうございます。
明日までですね、ご覧になれると良いですね。
私も、もういちど見たいと思っていますが、
都合がつくかどうか微妙なところです。
by e-g-g (2011-09-26 00:08) 

いろは

こんにちは^^
本日、主人と行って参りました。
初めの頃の絵はピカソの青の時代を思わせる作品もあり、少々驚きました。
「ひぐらしの鳴く」と「切りかぶ」が印象に残りました。
カタログは売り切れでしたし、絵はがきは「ひぐらしの鳴く」がやはり売り切れでした。
そうそ、ブナ林を描かれた絵も素敵でしたね。
ご紹介いただき、ありがとうございました♪
by いろは (2011-09-26 16:31) 

e-g-g

◎いろはさん
行かれましたか!
実は今日のお昼頃、私ももういちど行っていたのですよ、、、

変遷時代の絵には青が多く使われていますね、
学校の放課後を制作にあてていたため、
夕暮れ時の青や青紫の色調が多い、と、解説にありました。
納得という反面、それだけでも無いだろうとも思いますが、、、

図録の売り切れは残念でしたね〜
14日に私が求めたときは、もちろんたくさん積まれていたのですが。
もう少し詳しい解説があればとも思いますし、
図録の宿命で色がやや不正確なのが気になりますが、
でも、いつでも見られるのは有り難いです。

ブナ林は圧倒的でしたね、見ていると背筋が伸びます。
そして「切りかぶ」、私はこの絵がいちばん好きかもしれません。
by e-g-g (2011-09-26 19:36) 

sig

こんばんは。
最終日、午後、行ってきました。大盛況で本当に素晴らしい美術展でしたね。e-g-gさんは昨日もいらっしゃったとか。同じ時間帯でしたね。図録は注文しました。3週間も待たされるようです。おっしゃる通り、残念ながら原画の微細な描写は望めませんね。でも、届くのが待ち遠しいです。実は作者が転居する前に暮らした同じ街に住んでおります。多摩に住むことの素晴らしさも感じさせてくれる作品だと思います。
by sig (2011-09-27 00:56) 

e-g-g

◎sigさん
間に合いましたか、良かったですね。
私はお昼時に行きましたが、やはりけっこう混んでいました。
図録は三週間待ちですか、
主催者の印刷部数の読み違いですね、きっと。
あくまでも型録ですが、それでも手がかりとしては貴重ですね。
多摩にお住まいとのこと、残された自然を大切にしていきたいですね。
by e-g-g (2011-09-29 10:16) 

kazenotomo

来年の京都展には、是非行ってみようと思います。
by kazenotomo (2011-09-29 11:52) 

e-g-g

◎kazenotomoさん
京都は来年の年明け早々ですね、
寒い季節にご覧になるのも、また趣があるかもしれません。
by e-g-g (2011-09-30 18:41) 

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