『写真と絵の四季彩展』

いつも精力的に作品を発表されているよしあき・ギャラリーさん、
ダイナミックな筆致と色彩バランスの妙に、
いちどは原画を拝見したいと思っていた。

そのよしあきさんの絵と、mituさんの写真の作品展が始まり、
さっそく昨日（10日）、四谷のギャラリーへ向かった。

色彩もタッチもブログ上の画像では、
なかなかデリケートなところまでは分からない、
それとなんといっても原寸で見たい。
そんなあれこれを、
四季の移り変わりを描いた20点ほどの絵をとおして、
じっくりと拝見できた。

水彩独特の滲みやぼかしが効果的な作品、
それとは趣を変えた油彩的な印象のする絵、
どちらも捨てがたい、というよりその両方が描けることに、
ちょっと羨ましさを覚える。
この絵の幅の広さと、そこに漂う描き手の人となり、
それらは風景を見る経験の積み重ねと、
描く技術の追求の結果である。

原色と中間色のバランス、風景に差し込む光りのとらえ方、
微妙なタッチの違い、
それらの具体的な諸々も、原画を見てはじめて分かることも多い。

会場では、対象（モチーフ）の切りとり方、紙や画材の選択、
それとスケッチや制作の様子などなど、、、
絵をめぐる様々について、いろいろとお話しもうかがえ、
楽しい時間を過ごさせていただいた。

作者の鋭くも優しい眼が、絵の一枚一枚に素直に
反映されている、そこに気持ちの良さを感じる作品展。
会期は16日まで、場所は四谷駅から歩いて３分。
関心のある方はお早めに。

*
『写真と絵の四季彩展』
四谷ポートレートギャラリーにて２月16日まで

コメント 7

こんにちは。う～ん、見たいです。感性など学びとることが難しいことが多いと
思いますけど、少しでも自分の中で消化できるものがあればと考えますし、
理屈抜きで感じるものがあるのではないかと思います。
by POP (2011-02-11 14:30) 

おはようございます＾＾
関心はありますが、ちょっと忙しくって・・・
どうも行けそうにないです（＿＿；
by mimimomo (2011-02-12 09:59) 

わー、羨ましい！観にゆかれたのですネ(*^_^*)
私は行けないので、気持ちだけとどけました。
ご歓談もなされたのデスネ。
by つなみ (2011-02-12 13:54) 

他の作品も見に行ってみました（＾＾
透明水彩とは思えない、厚みのある表現もありますね。
興味しんしんですが、行けるかなぁ・・・
ワタシも個展をしたり見に行ったりしますが、作った人と見る人の会話は、双方にとってとても面白いですね。

by しろのぽ (2011-02-12 22:46) 

ご来場いただき、ありがとうございました。
過分な評価の記事をいただき、恐縮しております。
お目にかかれて、とても嬉しく、直に絵を見ながらお話しできたことは、この上ない刺激となり、是非とも今後の活動の糧にしたいと考えております。
今後とも、よろしくご指導くださいますよう、お願いいたします。
by よしあき・ギャラリー (2011-02-17 11:56) 

よしあき・ギャラリーさんの展覧会、行かれたのですね。
私も、行きたかった展覧会です。
20作品も原画で見れるチャンスを逃してしまったのですが、また機会があれば拝見したいです。

by いそしぎ (2011-02-19 20:44) 

◎POPさん
いろいろな知識や情報を抜きにして、
理屈抜きで見たり聴いたり、そして何かを感じる。
そういう機会を大事にしたいものですね。

◎mimimomoさん
さぼり癖のある私とは違って、よしあきさんは
頻繁にブログにアップしていますから、
そちらでも十分に楽しめますよ。

◎つなみさん
ず〜っと気になっていた絵ですから、
やはり、まずは原画を拝見したい、と。
あれやこれやのお話も楽しいものでしたよ。

◎しろのぼさん
一点一点の説明ではなくて、実感から出てくる話は、
やはり面白いですし、参考にもなります。
見る方も見せる方も、個展の醍醐味ですね。

◎よしあき・ギャラリーさん
お疲れさまでした。
当日は長居をしてしまい、申し訳ございませんでした。
でも、そのおかげでいろいろ楽しいお話も伺えました。
どうも、ありがとうございました。

◎いそしぎさん
モニター上では微妙なニュアンスも飛んでしまいますからね、
やはり原画の力は大きいです。
またの機会、たぶん、いや絶対にあると思いますよ。

by e-g-g (2011-02-21 14:42)