カントナックブラウン、失敗の巻。 [味わう]
先々週の末、友人と自宅で食事をした。ドイツ旅行から戻った友人からは、さっぱりとフルーティなリースリングのお土産。急遽、テラコッタ製のワインクーラーで冷やしてイタダキマ〜ス。
もちろんボトル1本では足りないから、こちらも何かを開けようと、思案。そして、カントナックブラウン、、、
ふだん気軽に飲むのは赤も白もそれなりにあるけれど、みんないまひとつの感。ふと予備の小さな冷蔵庫を覗くと、なにやら年代物が横たわっている。ブルゴーニュなど圧倒的に赤が多い。そのなかで目に入ったのがカントナックブラウン(CANTENAC BROWN)。えっ?こんなのがあったのか?いったいいつ頃手に入れたものだろう?と思いつつ、とにかく上手い具合に寝てくれていれば嬉しい。
ラベルを見ると1983年もの。年代はともかくとして、保存方法が気になる。
ひとくち、ふたくち、口に含んだ友人曰く“紹興酒のようだ!”。そう、たしかに紹興酒の味だ。けっしてボルドーのマルゴー村の味ではない。記憶の中にあるカントナックブラウンの味わいと香りを思い出しても、やはり脳内メモリーとぴったり合わない。あのちょっとキナ臭いというか、わずかに埃っぽい特徴的な乾いた香り、強いて言えばそのかけらがほんの少し感じられる程度。この香りが鼻に抜ける、あの幸福感からはほど遠い。
もったいないことをしたものだ。ちゃんとワインセラーを置いて、きちんと保管しておけば少しはましな状態で保っただろうに。
ほどほどのワイン好きとしては、仕事場にある100リットルの冷蔵庫に無造作に入れてあるだけである。あまり冷えすぎないように温度調節はしているものの、やはり冷蔵庫では低すぎる。それと冷蔵庫のコンプレッサーの振動が、これもまたワインにとっては最悪らしい。
そして、こういう失敗をするたびに、ネットで専用のセラーを探すわけだが、そのうち忘れてしまう。これじゃ、とてもワイン通にはなれない。
杜撰な保管がたたって、せっかくの銘酒も、見るも、いや飲むも無惨な姿になり果てる。さてと、他にも横たわっているボルドーやあれこれ、どうしよう、、、
*『ポケット・ワイン・ブック』を見ると、カントナックブラウンの83年は最良ではないけれど、かなり良いできらしい。そんなことを知ってしまうと、余計に惜しいことを、、
もちろんボトル1本では足りないから、こちらも何かを開けようと、思案。そして、カントナックブラウン、、、
ふだん気軽に飲むのは赤も白もそれなりにあるけれど、みんないまひとつの感。ふと予備の小さな冷蔵庫を覗くと、なにやら年代物が横たわっている。ブルゴーニュなど圧倒的に赤が多い。そのなかで目に入ったのがカントナックブラウン(CANTENAC BROWN)。えっ?こんなのがあったのか?いったいいつ頃手に入れたものだろう?と思いつつ、とにかく上手い具合に寝てくれていれば嬉しい。
ラベルを見ると1983年もの。年代はともかくとして、保存方法が気になる。
ひとくち、ふたくち、口に含んだ友人曰く“紹興酒のようだ!”。そう、たしかに紹興酒の味だ。けっしてボルドーのマルゴー村の味ではない。記憶の中にあるカントナックブラウンの味わいと香りを思い出しても、やはり脳内メモリーとぴったり合わない。あのちょっとキナ臭いというか、わずかに埃っぽい特徴的な乾いた香り、強いて言えばそのかけらがほんの少し感じられる程度。この香りが鼻に抜ける、あの幸福感からはほど遠い。
もったいないことをしたものだ。ちゃんとワインセラーを置いて、きちんと保管しておけば少しはましな状態で保っただろうに。
ほどほどのワイン好きとしては、仕事場にある100リットルの冷蔵庫に無造作に入れてあるだけである。あまり冷えすぎないように温度調節はしているものの、やはり冷蔵庫では低すぎる。それと冷蔵庫のコンプレッサーの振動が、これもまたワインにとっては最悪らしい。
そして、こういう失敗をするたびに、ネットで専用のセラーを探すわけだが、そのうち忘れてしまう。これじゃ、とてもワイン通にはなれない。
杜撰な保管がたたって、せっかくの銘酒も、見るも、いや飲むも無惨な姿になり果てる。さてと、他にも横たわっているボルドーやあれこれ、どうしよう、、、
*『ポケット・ワイン・ブック』を見ると、カントナックブラウンの83年は最良ではないけれど、かなり良いできらしい。そんなことを知ってしまうと、余計に惜しいことを、、
2008-06-29 23:55
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コメント(11)
良いワインを駄目にしてしまったようで、勿体無かった
ですね。
私も最近家であまり飲まなくなったので、近所の酒屋
さんにビールを買いに入り、店の棚を眺めているうちに
ついつい買ってしまった焼酎や日本酒をよく寝かせた
ままにします。
by カズ− (2008-06-30 07:17)
実家の母のところからも凄いワインが出てきましたが・・・
それは、もうさようなら状態でした。
ブランデーだけは・・・貰ってきましたが・・・
いいワイン、残念なことをしましたね~。
by こぎん (2008-06-30 20:28)
好いワインは残しておきたい。。
おいしいと箱買いするんですがね〜
やはり酒好きは飲んでしまいます。ははは(^^;
ワインセラーを置いたらコレクターになりそうだから買えませんよ〜
そうそう、テラコッタのワインクラー
良く冷えるんですよね〜!もちろん作りましたよ(^^)/
これもワイン好きには必須です(笑)
by masa (2008-06-30 21:29)
ああ、残念でしたねー。
自分が飲んだらダメになってるのに気づかない可能性も・・・。
良いワインは最近飲んでないですが、良いものが手に入ったらすぐに飲んでしまうでしょうから・・・「保管」を考えたことないです(^^;
by HEIJI (2008-07-01 22:42)
みなさま、遅れ気味の返信、ご容赦を。
◎カズーさん
ハイ、モッタイナイことをしました。
丹精込めて作った?人たちに申し訳ないですね。
これからは、もう少しちゃんとしよう、、、と。
◎こぎんさん
凄いワイン、いいですね~
クルマを仕立てて参上したいです。
ワタシも、ラベルの読み方よりも何よりも、
値段と箱の状態(桐箱なんて最高)を頼りに
ずいぶんといろんなワインを調達したことがあります。
どうせ死蔵するなら、ちゃんと飲んであげるから!などと言って。
そういう時代、また来ないかな。。。
◎masaさん
ワインの箱買いとは、それはまた豪快な。
テラコッタのワインクーラー、
ワタシはもちろん既製品を買いましたが、
そうだ、作れるんですね、、、
それにしてもあの保冷能力はたいしたものですね。
◎HEIJIさん
いやいや今回の変質のしようは、誰にでも分かると思います。
それほど、、、
>良いものが手に入ったらすぐに飲んでしまうでしょう
これが最良の秘訣ですね。
その点では保管状態の良いお店を選ぶのもコツですね。
by e-g-g (2008-07-04 16:29)
◎カフェオランジュさん
◎一真さん
◎xml_xslさん
◎sanjinsaiさん
◎masugiさん
いつも、ありがとうございます。
by e-g-g (2008-07-04 16:30)
ホント!残念でした。
お料理が中国料理だったら、ピッタリだったんだけど…。
実家の引っ越し整理の時、20年物のカルピスが出てきました。中は当時流行っていた、「紅茶キノコ」状態でした。
e-g-g家は、さすが出てくるものが違う!
by anan (2008-07-04 19:29)
◎ananさん
お酒と料理のミスマッチング、
失礼の段、お許しを。
次回は、リベンジしますデス。20年モノで
by e-g-g (2008-07-07 00:42)
残念でしたね。確かにワインの保存は難しいですよね。でも長期で保存を考えて、bestで飲むならセラーを入れるのが、絶対後々こういう失敗は少なくなるでしょうね。ワインって深いですからね。
by 井上酒店 (2008-07-09 21:07)
◎井上酒店さん
専門家に読まれてしまいました、、、
ワインはやはり正直です。
いい加減な保存だと、ちゃんとヘソを曲げますね、
by e-g-g (2008-07-11 18:21)
◎甘党大王さん
nice、ありがとうございます。
by e-g-g (2008-07-11 18:22)