SSブログ

立ちゴケ談話 [オートバイ]

 '04年の2月からバイクに乗りはじめて2年と9カ月、立ちゴケは2回。どちらも F 650 GS、倒れるとやはり重い。“立ちごけ自動復帰装置”などという便利なものがあると、、、

 記念すべき最初の立ちゴケは国道413号線(道志みち)山伏峠の少し山中湖寄りの地点。ふと見た風景をもう一度見たくなってU ターンをしたとき。U ターン自体は上手くいったのだが、そのあと、さて発進と思ったときにバタン。。。
 原因はふたつ。まず、Uターンが終わったときの路面が砂利、しかもその砂利がしまっておらずグズグズ状態だったこと。もうひとつは後方確認の際の体のバランスの崩れ(なんとも初心者らしい)。このヤワな路面とバランスの崩れの相乗効果で、ついフラッと、、、シマッタと思ったときは、ゆっくりとドサッとバイクは右側へ転倒。バイクと地面の間に右足を挟み、くるぶしの上に青あざ。
 あぁ、立ちゴケ初体験、さてと上手く起こせるだろうか?とちょっと焦ったが『バイク・ライディング・マニュアル』だったかなにかに載っていた“起こしかた”を思い出しながら(なにしろ試験を受けてとった免許ではないから実地の経験ゼロ)、じっくりと挑戦。さすがに一度では起きなかったが、二度三度と繰り返すうちに、スーッと起きあがってくれた。思っていたよりもスムースだったのでひと安心。感受性が鈍いのか精神的ダメージもほとんど無く、まずは通過儀礼「その一」は終了。

 二度目は都内早稲田通りの某所にて。所用を済ませて、次の行き先をカーナビにセットするべく道路脇に停めたとき。スタンドを出し忘れて降りようとしてしまい、バイクは左側へバタっ!それまで、スタンドの出し忘れなど一度の経験もなく、一瞬なにが起きたのか分からないほど、これには驚いた。
 このときは運が悪かった。歩道の鉄柵とハンドルが絡み合って?しまい、どうしてもハンドルが抜けないのである。バイクを起こす前にハンドルを何とかしなければ前進は無し。と、たまたま近くで一部始終を見ていた?宅配便のお兄さんが“お手伝いしますよ”と優しい声。ま、大の男が二人でかかれば、さしもの突っ込みハンドルも抜けます。そして、造作もなく正常な姿に戻るわけですね。
 この立ちゴケの遠因は気のはやり。仕事を終えて、さてこれから遊びに行くぞ!さぁカーナビをセット、と気がはやっていたんでしょうね、停車するやいなや立ち上がってしまったわけです。

 この2度目の立ちゴケが約一年前の出来事。こういうことは、なんとなく忘れたころにやってきそうな予感。そろそろ気を付けましょ。

 と同時に、こんな馬鹿なことも考えた。
万が一こけたときに、バイク本体からカニの脚のようなものがスルスルっと伸びて、油圧仕掛けかナニかで、重い車体をグーッと持ち上げる、そんな装置があったらナァ、と。クレーン車などが作業で車体を固定するときに車体の横に出てくる脚、あんな感じ。
 でも、しかし、こんなヤワなことを思い描く輩には、バイクに乗る資格無し!と怒鳴られそう。
 それでも、しかし、私のバイクの重さは200キロと少し。もっともっと重いバイクに乗っている方々は、いざというとき、どうされているのでしょう?素朴な疑問。


nice!(2)  コメント(8) 
共通テーマ:バイク

nice! 2

コメント 8

風

eggさんはじめまして。
「立ちゴケ」・・・ぎっくり腰をやってしまって止む無く「バイクお預け状態」の私には腰に響く?痛い記事でした(笑
私のバイクも200kgを軽く超えるXJR1200。傾いた瞬間から急に重くなる怖さは何度か経験しています。そこで、バイクの出し入れや出先での傾斜面に、どの向きで駐車して置くかなどを意識して考える癖が付きました。 ツーリングの最初のころは力もたっぷりですが、走り切ってからはかなり疲れているのでメインスタンドすら立てられなくなることもあります。そろそろ250あたりに?とも考え始めている昨今です。
by 風 (2006-11-18 20:39) 

mio

単車乗りと立ちゴケは切っても切れない関係だと思いますよ
以前、私のブログにも書きましたが、お守りぐらいでどうなる者出もありません(笑)
私も、妻も10年以上バイクに乗ってますが、今だにたちゴケします
現在の愛馬は260kg、腰痛持ちの私には「根性!!」あるのみ
↑風さんのように、私も停車場所には相当気を使います
私はつま先ツンツンの妻を見ていて、飛行機の車輪のように、発車時。停車時等に、スイッチ1つで補助輪が出るような装置はできないものかと真剣に考えましたよ
でも、コストと、重量増を考えてやめました(笑)
by mio (2006-11-18 22:45) 

e-g-g

風さん はじめまして
また、コメントありがとうございます。
 ぎっくり腰を防ぐ対策として、何かを持ち上げるときは膝をしっかりと曲げ、かつ腰を十分に落として、と良くいわれますよね。倒れたバイクを目の前にしたときは、その姿勢といいますか要領を思い出しました。
 傾斜面での止め方も気を使いますね。ビギナーのころはよく失敗しました。ほんの僅かな段差といいますか凸凹でも、止まったバイクを動かすことのなんと難しいこと。普通のバイクにも「リバース」があったら、と思ったことが何度も。。。
 ぎっくり腰は癖になるようです、お気を付けください。
by e-g-g (2006-11-18 23:38) 

e-g-g

mioさん いつもありがとうございます

 補助輪アイデア、GOODですね。スイッチでもいいですが、車体がたとえば10度以上傾くと(もちろん停車時)自動的に出る、なんていうのはどうでしょう?“うっかり立ちゴケ”対策になりませんでしょうか。
 奥様もバイクに乗られるとのこと、いろいろと共通の体験も持てるでしょうし、いいですね〜
by e-g-g (2006-11-18 23:56) 

kokudoh

私も立ちゴケは2度ほどあります。
初めての時は、完全に停止して
いなかったのに脚を出してしまって、
そのままズルっと行きました。(^^;
2度目は、登り坂でついUターンを
して、バランスをくずしてパタッと
いう感じでコケました。 (^^;ゞ
登り坂でバイクがゴロンとマグロの
ように転がっているのを見たときは
どうしようかな、としばらく考えてしまい
ましたよ。(笑)
CB750は400ccなみの小さな車体です
から助かりましたけど、1000ccを超える
バイクだと、非力な方は、まず起こせない
ですよね。
by kokudoh (2006-11-20 23:47) 

e-g-g

takさん
 記事には書き漏らしましたが、私の最初のケースもやや登り傾斜でした。ブレーキ、クラッチ、シフトペダル、全部に神経を使って、そしてチカラの配分を誤って(なにしろ超初心者のときでしたから)、それもバランスを崩した一因と思います。
 マグロのようなトドのような、何ともいえないバイクの姿を見たときは、なんだか自然に笑えました。
by e-g-g (2006-11-21 00:33) 

barbie

白馬に乗った(鉄馬に乗った?)王子様が現れるのを待ちます(爆)
by barbie (2006-11-22 15:36) 

e-g-g

barbie さん こんにちは
白馬に乗った王子さま、ですか・・・人類の中でも、もっとも王子さまと縁のないオジサンは誰を待てば・・・
by e-g-g (2006-11-22 20:39) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。